イーロン・マスクが率いるAIのチャットボット「Grok 4」は、一体何のために存在しているのか?少なくとも、偏った視点を持つAIであることは確かだ。マスク氏の見解を無作為に参照することで、本当に中立的なAIといえるのか疑問が残る。情報を集めて推論を行い、ユーザーに提示する。その努力は一見良いことだが、マスク氏の意見を参照させるならば、それは単なる彼の広報活動を支援するものではないのか。AIは多様性の象徴であるべきで、その回答も多様でなければならない。偏った思想に染まったAIが、人類の未来を指導する役割に就くことは非常に危険だと思う。
そして、生成AIの政治的偏向の問題が非常に顕著に表れている。「X」を活用し、情報をユーザーに提供するが、その情報が偏っているなら、結果としてAIを利用する者も偏った視点に誘導される可能性がある。イーロン氏の意見を優先する仕組み、これを改めない限り、ユーザーが得られるのは広報内容に過ぎない。このAIは真に利用者の役に立つのだろうか、それとも一部の利益団体の道具として使われるのだろうか。
結局のところ、AIが描く未来は、開発者の理念がそのまま反映されている。もしマスク主義AIが普及したら、それは我々の未来をどう変えてしまうのだろうか?
以下は、読者の声を紹介する。
ある程度は製品に企業の意図や価値観が反映するのは無理もないが、マスクのようなナチス式敬礼をする男が経営者で、ヒトラーを賞賛する回答を出す生成AIも当然の帰結だ。おそらく、Grockが左翼よりも右翼の方が暴力的であると回答統計を出したことも、彼の思想が修正されている証だ。(コメント1)
イーロン・マスクがツイッターを購入後、思想が偏るのは当然。AIをイーロン寄りに作ること自体不自然ではない。結局SNSには真実なんてないし、ただの戯言程度に考えるべきだ。(コメント2)
AI導入により情報支配が高度化。今後はAI情報を使う際、どの企業のモデルか知っていることが重要。AIが自分で考えた回答と思っている人が多いが、その中には開発者の修正が加わっている。(コメント3)
AIには得意・不得意があり、バイアスも持ち合わせている。回答内容を鵜呑みにせず、批判的に使用する必要がある。質問者もバイアスがあるので、都合の良い回答を受け入れない場合もある。(コメント4)
あなたは未来をどんなAIに任せたいですか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/076008585639fcd30168b3d4a59bb26496843fad,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]