この記事を読んで、まるで日本の労働市場が「氷河期世代」を人間としてでなく、ただの使い捨て駒として見ているのだと痛感した。彼らは、決して問題を抱えた若者ではなく、社会の不具合によって翻弄された世代だ。それにもかかわらず、今でも「使い勝手の良い人」として、社会の片隅に追いやられ続けている。この世代の人々に対する「具体策」がずっと示されないまま、これから先も徒労に終わるのか?支援策の議論が紛糾しても、新しい展望は見えない。非正規雇用者を増やすことで回ってきた社会全体が、果たしてどれだけの人々の人生を犠牲にして進んで来たのだろうか。
この問題を解決するためには、金銭補償だけでは不十分だ。真に必要なのは、若手を雇うよりも氷河期世代を救うことに力を注ぎ、未来を築くこと。今のままでは、来るべき世代が同じ運命に苦しむことになるだろう。そして、少子化問題を解決するためには、まず若者が安心して生活できる環境を作る必要がある。
よって最後に投げかけたいのは、このままでは未来を担う世代にどんな希望が与えられるのだろうか?ただ黙って見ているだけでいいのだろうか?
コメント:
「失われた30年」と言われ続け、いままたそのツケを払う時期が来たように思います。
この不安定な世代を救うことは、実は国全体の安定にもつながるのではないでしょうか。数年後、生活保護受給者が激増する可能性がある。そのとき、政府はようやく重い腰をあげることになるでしょう。
雇用の不安定さをずっと抱えながら生きてきた者にとって、今必要なのは安心できる社会だと思います。この記事を読んで、制度がいかに個人を支えるために整備されていないかを痛感しました。もし、非正規の人々の生活がどれほど不安定か知っていたのなら、真の改革を行うはずです。
氷河期世代が非正規のまま放置され、多くの労働者が低賃金に喘いでいます。制度改革を急がないと、社会全体で将来的なコストが発生することでしょう。高齢者が増える一方で、若者一人当たりの負担が増えていくことを考えるだけで、未来は暗いものです。仕事を選べる自由は幻影に過ぎません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/48e8696c66faa71a3a96c5853d503860f491a9d2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]