日本の水産物輸入再開についての新たな動き、これは単純に喜ぶべきなのか。それとも日本にとって危険な兆候なのか。視点を変えてみるに、中国の政策が国内圧力によるものだとすると、その時々の都合次第でルールが変わり、安心して貿易できる環境からはほど遠い。水産物を輸出する業者たちも、中国がいつまた輸入をストップさせるか分からない不安と向き合わなければならない。

経済を外交カードとして使い続ける国に、どう対抗するかが問われている。日本が愚かなのはまさにここ。「売らせてやる」という立場であるべきところが、一方的な要求を受け入れ続ける姿勢を繰り返している。はたしてこの不均衡な貿易関係を続ける意義はあるのか？自らの利益を最大限にする術は、日本にはないのだろうか？

さて、問題はこの先。中国の輸入再開を利と見て、さらなる経済連携を深めるべきか。それとも、外交カードとして使われ続ける現状を打破し、独自の経済基盤を強化すべきか。どちらを選ぶかでその後の日本の立ち位置は大きく変わる。

以下は読者の意見です。

「日本が抱える最大の問題は、中国への依存度が高すぎること。輸出先を多様化しない限り、政治的リスクに晒され続けるだけ。もっと独立した経済戦略が必要。」

「中国が輸入を再開したのは問題ないと言っているようだけど、次に何か起こればまたストップするのは目に見えているでしょ。結局、日本産業のカードにされているのが事実。」

「輸出を再開すると国内の価格が上がる懸念がある。

日本人が日本産のものを食べられない状況もあり得る。貿易がグローバル化する反面、自国の利益を考えるべきでは？」

「この状況は、中国が輸入再開を利用して日米同盟の弱体化を狙っていると見るべき。冷静に状況を分析し、何が本当の利益かを見極める必要がある。」