日本の社会は一体どうなっているんだろう。制度の隙間に落ちてしまう18歳の少女が警察署で拒否される姿を見て、胸が痛むと同時に苛立ちを覚えます。警察は確かにホテルじゃないかもしれない、だが、「逃げ場のない場所」という表現は悲しすぎるし、私たちの社会がどうしてこうした状況を許しているのか、その冷たさに疑問を感じざるを得ません。

制度では18歳になった瞬間に何か魔法がかかったかのように、親の虐待から解放されるものではありません。成人扱いされても、現実として未熟な青年が助けを求めているのに対し、制度が背を向けるのは不条理の極みです。こうした無情な扱いは、傷ついた人をさらに追い詰めるだけで、警察や行政の仕組みが本当に市民のために機能しているのか、疑問の声を上げたいところです。

では、公的制度が助けてくれないという状況において、民間のNPOが手を差し伸べるんだろうか。これは本当に心強いことである一方で、支援者たちの負担が心配になるところです。なぜ、社会がもっと広範に、そして持続的に支援するという体制を整えられないのか。一人のずっと支援に従事する者ではなく、社会全体で支え合うことが必要なのではないでしょうか。

結局、この問題に対して誰が責任を負うべきなのか、そして誰がこの制度を変えるべきなのでしょうか。少女を助けるために400キロも走らなければならない社会と制度の全体像、私たちの中で、本当にこのままでいいのでしょうか？

ここにいくつかのコメントを紹介します。

1.「警察はホテルじゃない」という言葉に苛立ちを感じます。だが、実際に彼らができることには限界があり、民間の団体が助けに回る姿勢に感謝こそすれ、批判する要素はないように思います。

2.法律は制度の窓口を作りますが、その判断は難しく、支援の手が届かない人々を放置し続けることは、国が漫然とその責任を放棄している証拠ではないでしょうか。

3.警察の対応に失望するが、根本的な問題は支援制度の整備の遅れです。リアルタイムでの対応ができない限り、困っている人々を支えることはできません。

4.日本の政治家たちが現状に目を向け、社会の矛盾を解消する努力をもっとすべきです。困っている人たちがきちんとサポートされる社会を目指して、変わることができるのだろうか。