ああ、料理っていつからこんなに化学の実験みたいになったのかしら？リュウジ氏が「味の素」を巡って語る体験談、どこかしら棘があるんですよね。最初は「化学調味料は邪道だ」なんて言ってた彼も、結局その魔法の粉の虜になってしまう。まるで料理界のドラッグみたいな扱い。まあ確かに、味の素の一振りで料理が天才的に美味しくなるのは否定しませんけれどね。

でも考えるべきは、これって本当に料理の本質なのかということ。「自分の腕を誇示したい」というエゴを捨てた結果が化学の力に頼ることなのか。でもそれで食べる人がハッピーなら、結果オーライ？いや、それとも料理は単なる化学式の羅列になってしまう？

そんな疑問を投げかけながら、ふと立ち止まって考えさせられます。手間暇かけて取った出汁の旨味と、手軽に化調で得る旨味。その選択、果たしてどちらが「料理を楽しむ」ということなのか。味の素の袋を開ける前に、少しだけそんなことを考えてみるのも面白いかもしれない。

さて、結局のところ、私たちはどこまで便利さを正当化し、どこで線を引くべきでしょうか？

コメントセレクション

コメント1: 味の素に対する偏見、実際には多くの誤解が含まれているようです。

例えば、昆布の出汁の旨味も、味の素と同じグルタミン酸由来。この事実を知らないで「化学調味料はダメ」と言う人が多いのは驚きですね。究極的には、どちらが好きかという個人の好みの問題なのでしょう。

コメント2: うちでは化学調味料を避けるようにしてきましたが、お店で出される料理に入っているとやはり美味しいと感じます。結局、体に入り込む量や頻度が問題であって、完全に排除しようとすることが極端なのかもしれませんね。

コメント3: 料理はアートなのか科学なのか、その境界は曖昧です。むしろ、どこでその線を引くかを、それぞれの家庭が決めるべきなんでしょうね。健康には気をつけたいが、たまには「大事なお客様が来たときくらいは」と思ってしまうのも事実。

コメント4: 「自然派」と「文明の恩恵」、どちらを選ぶかは永遠のテーマですが、結局のところ、料理は誰かを笑顔にするための手段。一番大切なのは、「愛情を込めて作ること」なのかもしれません。それが化学の力によるか、自然の力によるかはそれぞれのスタイルでやれば良しと思います。