高橋尚成氏がYouTubeで熱弁した藤浪晋太郎についての記事、これはもう言わずもがな、私たちの日常の噂話をそのまま再現しているようだ。不安定なメンタル、制球難、そして彼の非凡な才能の組み合わせ——これらをどう見ても安定してタイトにまとめあげるのは、まさに至難の業だ。そして「メンタルの充実」とか言って、具体的にどうするのか、誰も答えを持たずに各々の視点で好き勝手なことを言っているのだ。この一連のプロセス、「制球難克服法は〇〇一択⁉︎」と謳った動画には期待よりも不安を感じざるを得ない。

どうして日本球界という場所に帰ってくると、みんな一斉に成功を期待するのか。MLBでの問題が未解決のままではないのか。一つの投球、たとえそれがストライクになるか否かで、全てを左右することを知りつつも、「何か奇跡が起これば」という淡い期待にすがる。我々は問題の根本的な解決に迫る話よりも、もう一度、多くの人々が彼に克服を期待すること自体に問題があると感じ始めている。

さて、高橋氏曰く、藤浪がメンタルを整え、全てがうまくいくようであれば大活躍するらしいが、それは果たして現実的なのか。残念ながら、我々は藤浪の才能を認めつつも、恐らく日本の厳しい球界での復活は甘くないと思わざるを得ない。

ここで問う——本当にメンタルだけの問題で藤浪は再び輝けるのか？それとも、この一連の幻想はただ彼を更なる迷宮に誘うだけなのか？

（以下、選んだコメント）

1.「最先端のメジャーでも克服できなかった。本人はイップスとは違うと言うが、制球難が続くのはメンタルが証拠。バッターに当ててしまった恐怖がトラウマになり、イップス状態。小さな成功体験を積み重ね、メンタルを楽にし、緊張しない場面で使って行くことが鍵。」
2.「藤浪は良いストライクが続けば勝てるが、そうでなければ難しい。どんな起用法なのか興味深い。」
3.「プロの世界で、藤浪のように言われていることをためらわず試してみるべき。メンタル問題は解決しにくいもので、謙虚さを持ち、他人の意見に耳傾けることが必要。藤浪が変わることを願う。」