福岡で発生した解体現場での事故、まさに「足場に明日はない」ということを痛感させますね。見えるところに何も問題はなかったという現場責任者の言には、もはや逆説的に「まったく見えてない何か」が潜んでいたのではと思わざるをえません。突貫工事が当たり前になっている昨今、補強が施されたから安全だという盲信がいかに危険か、この事件は声高に警鐘を鳴らしています。

安全対策の欠如が問題となっている中、作業員の経験や知識が適切に活用されていない様子が浮き彫りとなり、業界全体の安易な作業手順がもたらす危険性を改めて考えるべきでしょう。何を優先するべきなのか、作業の効率性なのか、費用削減なのか、それとも人命なのか。こうした選択が現場の安全性を左右するのに、いまだに明確な優先順位を政府や業界は示していないのです。

そして巻き込まれた歩行者たち、まるで「そこにいることが間違い」かのように語られがちですが、彼らはそこにいていいはずなのです。

安全が保証されるべき歩道が、その存在を疑われるような場所になるのは、本末転倒もいいところ。もしその場にあなたがいたら、自分の安全は他者の手に委ねられることをどう感じるでしょうか。

このような事故が続く社会で、私たちは何を信じ、どのように行動していくべきなのでしょうか？

■コメント1現場の安全確認はどうなっていたんでしょうか。解体中に鉄骨の建物が崩れるなんて、補強だけでは不十分だったことが明らかです。専門家による徹底的なチェックが必要ですね。作業員の無事を心よりお祈りします。

■コメント2まさかこんな事故が起きるとは。しかも通行人が巻き込まれるなんて。その会社の解体手順や安全確認がずさんだったんでは？鉄骨での解体なんて慎重にやらないとダメでしょう。

■コメント3足場の問題ではなく、解体の手順ミスだろう。今年になって建設現場での事故が多すぎる、安全対策を徹底してほしいね。巻き込まれた人々の回復を願うばかり。

■コメント4安全対策が疎かになっていることは、業界全体の責任かもしれません。日本人か外国人かは問題ではなく、こうした事故が頻発する環境をどう変えていくかが重要ですね。