バス業界における外国人労働者の話題は、日本の根本的な問題を映し出しているように思います。管理職が運転手を兼業する窮状とは、人件費の削減を極端に進めた結果、そのしわ寄せが来た状況だと言えます。「外国人ドライバー支援機構」なる組織が登場し、外国人ドライバーの需要が増えているのは、日本がもはや自国民だけでは機能しない社会になってしまったことの証拠でしょう。
本来、外国人労働者の受け入れは経済の為とはいえ、生活の質を維持するための苦肉の策。自動運転技術が求められる中で外国人の労働力に依存するのは、問題の先送りに過ぎません。日本政府が進むべきは、未来を見据えたテクノロジーの導入と、それに合わせた環境整備であると何度でも言いたい。また、バス会社側の賃金体系があまりにも低いため、日本人のなり手がいないだけなのに、問題がすり替わっているのです。
言うなれば、本当に日本はこのままで良いのでしょうか。仮に賃金を引き上げることで外国人に頼らずとも国内で人材を確保できるとしたら、その賃金上昇が引き起こす物価上昇を受け入れる覚悟はあるのでしょうか。それとも、外国人に頼り続ける現状を是として、将来の自動化への期待という名の夢と遠い現実のギャップを埋めることなく、引き続き歩むことが良いのでしょうか。
これは、あなた自身の生活選択としてどう向き合うべきなのか、難しい問いです。
ここに数件の優秀なコメントがあります:
そもそも「外国人入れて安いサービスの生活水準を維持しよう」という強欲な思想が間違ってるのです。少子化による人口バランスを崩壊させない方法はありますか?それとも外国人に頼らず自力で解決する術はないのでしょうか。
人手不足が問題なのではなく、日本人が敬遠する職業の待遇が悪いことが根本原因です。賃金を上げれば人材確保は可能では?しかし、企業側は低価格優先です。この状況を社会はどう受け止めるべきか。
安い労働力に頼るだけの一時しのぎの後、いよいよ自動運転技術が普及する頃に、日本国内の労働力はどのように変化するのでしょうか。果たして、その時に日本は何を失うことになるか。
外国人の犯罪の尻拭いをするより日本の賃金を増やして日本人が働ける環境作りが大事です。外国人労働者を全て否定するのではなく社会のルールを守る者だけが受け入れられるべきではないか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5f9dad79791c9ee872575155187e0792ca6c96a9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]