さて、今度の参院選挙は文字通り「政権選択選挙」と位置づけられているが、何とも言えない妙な空気が漂っている。SNSを見ていると、外国人に対する制度利用の「優遇」について多くの誤解や感情論が横行している。情報を無思考で信じる人々、それとも計算された政治的意図が絡むのか。日本人が自国の制度を通じて海外の人々に「優遇」として受け取られるのが何故か。そしてこの混乱は誰のデザインなのか?
まず厚生労働大臣が否定した外国人優遇の数々。彼らの真意はどこにあるのか。外国人の生活保護受給者数や国民健康保険料未納額、さらには高額療養費の実態。何を否定し、何を隠蔽しているのか。もう少し掘り下げてみる必要がある。問題は単なる数値の間違いに留まらず、政治的試みとして仕組まれた日本人の感情操作をも発見できるからだ。
外国人に対する処遇に関し、議論は激しさを増している。彼らが日本の制度の「受益者」であり、無賃利用を許されているという現実感に基づく主張が拡がる中、この状態をどう受け止めるべきか。
制度利用を促進する側、それを批判する側、どちらも自らの得を追い求め、多くを見誤っている可能性が高い。外国人問題は、「日本人」と「外国人」の二元論で語られがちだが、その裏にはもっと複雑な利益と義務の関係が潜んでいる。
これらの議論を見ていると、日本国内の外国人への対応がどの程度「優遇」として捉えられているのか、非常に曖昧だ。わずかに払い、制度の恩恵を受けているという説得力ある論が出てくる一方で、多くの外国人が日本のために働いている現実を無視するわけにもいかない。
結局、究極的な問いはこれだ。外国人への優遇はどこまで「許容」すべきか。そして、このやり取りの中で果たして本当に「みんなが得たもの」はあるのか。それとも犠牲になっているのはただ日本人の感情だけなのか?
ここでは、一部のコメントを併せて紹介する。
「外国人優遇論は根強いけれど、何故日本国籍を持った者だけが恩恵を受けるべきだと決めつけてしまうのか。
人道的な視点が欠如している。」
「政策は根本から見直すべきだ。国籍に関係なく、制度利用が公平であるべきじゃないか。逆に国を超えた共存のための努力が欠けている。」
「日本で何年も税金や保険料を払い続けている外国人は何の恩恵も受けられないのか。彼らが支払っている分はどこに消えているのか。透明性も要求される。」
「優遇されているという感覚がある以上、政治に向けた不信感が募る。制度の透明性を高め、データを詳細に示すだけの義務が政府にはある。」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2232229ab81d6d98ef8b7639decc18b2a023ac79,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]