国が米の増産を唱える一方、現場の農家からは「いまさら増産は無理」という声が上がっています。これまでは減反政策で農家を圧迫してきたのに、今度は増産だと?政府の空論には呆れるばかりです。現場を知らないと言われてもしょうがないですね。増産には土地だけでなく新しい農業機械や若い力が必要ですが、高齢化した農業従事者にそれを要求するのは酷ではないでしょうか。
70歳を超える農家が58.9%を占める現状で、どうして急に生産力を上げられると思っているのでしょう。さらに、新規参入者もほとんどなし。農業はますます厳しい状態に追い込まれ、多くの農家が「経営が苦しい」と訴えています。それを知ってか知らずか、このままでは農業の未来は暗いままです。
農業の効率化や大規模化を推進する意見もありますが、それには土地の集約や体制の刷新が不可欠です。果たして現場の意見に耳を傾け、実行に移せるのでしょうか。そして、農家にとって最も重要なことは「米を作り続ける意義」なのです。そのためには、それぞれが抱える問題を解決し、持続可能な農業を築く必要があります。
国が農業の未来を本当に考えているのなら、今すぐにでも具体的な支援策を打ち出すべきではないでしょうか。
予算を増額し、所得保障の制度を強化しない限り、日本の農業は衰退する一途です。短期間での問題解決は無理かもしれませんが、それでも今の制度が果たして農家を救うことができるのでしょうか?
コメント:
農業従事者です。政府に限らず一般の消費者すらも農家の実情を知らない方が大多数。農家や業界からは少なくても30年以上は警鐘を鳴らして事ある毎に問題定義はしてきた。結果、今に至る訳です。儲からない業種は自然淘汰されるんです。これからの国民は高い国産米か通常価格の外国産米を選ぶ時代になるでしょう。
農機が壊れるまで作り続けるのが得。「数字の上では赤字ですが、小規模農家はトラクターを30年くらい使う。そうすると資材代を差し引いても多少は儲けが出る。農業機械が壊れるまでは米を作り続けたほうが得になる。」そんな状況で増産を求めるのは正気なのでしょうか。
米農家の生々しい現実。天栄村では、水争いが原因で凄惨な事件が起きた。水の重要性を理解していない国の政策に米農家はついていけない。農家にとって水は生命線。それを知らないのは悲しい限りです。
政府の政策は言葉だけで、実際に現場での実効性が感じられない。農業従事者や消費者が本当に望むものは何か、それを見極めるべきではないでしょうか。そして、増産は本当に日本の農業を救えるのでしょうか?政府はどのように変わっていくべきなのか、本当の解決策はどこにあるのかを、皆さんはどう考えますか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4d5e899ed5eaeddf5dfcd1838e0658b34a7bbc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]