厚生労働省の「パート合格」制度導入には、喜ぶ声よりも戸惑いの声が多いですね。資格試験のハードルを下げることで、確実に受験者数は増えるかもしれませんが、果たしてそれが介護職の質の向上に繋がるのでしょうか。資格を手にした者にふさわしい待遇が整っていない限り、受験者増加は対処療法でしかなく、長期的な人材確保には繋がらないのではないでしょうか。
介護現場では、資格の「質」よりも「量」を追い求める傾向が増しています。実務者ルートが導入された際にも指摘があったように、実務経験が少ないまま資格を得る事ができるとなれば、現場は混乱するだけです。「楽して資格を得る」人が増える一方で、実際のケアが行き届かない。国は資格取得率を上げることで何かを達成した気になっていませんか?
煮詰まった介護現場で、大量の"ちょっとした資格持ち"を抱えてどうやって質を担保するつもりなのでしょうか。現場は待ったなしの状況です。増員するだけでなく、声をあげている現場職員の本音に耳を傾け、見直しが必要ではないか。私たちは、質のある介護を提供するために、どのように制度を再設計し、現場に即した適切な報酬を設定すべきなのでしょうか?
優良コメント集
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「持っている資格取得者に対しての報酬を上げるべき。資格を持っていても割に合わない、利用者からの暴言・暴力に日々耐える。介護士を増やすためだけの考えでは資格取得者のレベルがどんどん下がり、介護現場が崩壊しそう…」
「取得しやすくすることよりも、賃金含め魅力的な業界にしないと介護職って終わりですよ。他業種はどんどん値上げするでしょうし、介護だけが取り残される未来が見える」
「介護福祉士の価値がどんどん下がり、本当に質が求められている現場での影響は計り知れない。喜ばれるはずの資格取得さえも軽んじられるなんて、なぜ国はこうも実状を無視するのか分からない」
「国家資格を簡単に取得できるようにする理由が理解できません。これで介護の現状がどう好転するのでしょうか」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d06ff3dd118dfb698cc226f5721abc1abd2483d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]