政治家の発言が切り取られ、誤解を招く動画が拡散するのは、もはやSNSの常套手段となっています。石破首相の「なめない方がいいですよ」という引用は、本来の文脈を無視されて、パワハラだの恫喝だのと騒がれる始末です。しかし、この現象はもう受け取る側が賢くなるしかないのでしょう。
切り取られた情報には、それ自体にメディアとしての意図があります。しかし、それを無分別に広めるSNSユーザーがあとを絶たないのは、メディアの責任の軽視の表れともいえるでしょう。これを止める方法は、情報の取り扱いに対して個人が責任を持ち、自らが発信する内容に対して慎重になるしかありません。とはいえ、メディア自身がまずその姿勢を正すべきという意見には賛同せざるを得ません。
さて、「昭和のメディアならこうは騒がれなかった」と言われますが、果たして今の情報の受け手は本当に変化しているのでしょうか。メディアと国民、どちらが進化するべきなのか、どれだけのバランスが求められるのでしょう。
情報は与えられるものなのか、それとも自ら掴むべきものなのか、ここでもう一度問うべきなのかもしれません。
コメント:
昔からメディアの悪質な切り取りなんてあったけど、今はSNSでそれが拡散されるから驚くのが早くなっただけ。でも何がフェイクで何が真実か判断するのは受け手次第。今こそ受け手側の情報リテラシーを鍛える時だと思います。
切り取りってただの編集技術じゃなくて、衝撃的な見出しで視聴者を驚かせようとする一種の戦術です。それが悪意のあるものなら、即刻訂正されるべきですが、それがないのが問題。メディアもSNSもお互いに責任を持つべきではないでしょうか。
最近のメディア、特にネットは「リテラシーが低い人」が騙されてしまう様にできている気がします。そうならないためにも複数の情報ソースから情報をチェックして、信じ込まないスキルが重要かと思います。
石破さんに意図的な悪意がないのはわかるが、あの言葉選びは高齢者問題を軽く見ている印象を受ける。裏を返せば「おとなしく騙される国民ではない」という強いメッセージを持つために、もっと信念ある発言を期待したい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f0bd7fb26993e0df4bfa8a0244efcb90c6d15d34,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]