文章を見る限り、「サップ西成」としての半生は紆余曲折に満ちている。だが、解釈によっては、彼がもたらした影響や行動は、どこか無責任にも映る。中でも彼の言動や事件の詳細を知ると、それは単なる喧嘩好きの人間以上の何か、つまり「迷惑」をも路上へ広げていたのではないかと疑いたくなる。さらに彼がBreakingDownの舞台で再びスポットライトを浴び、「地元凱旋」と謳われることに世間はどう思うだろうか？このところエンタメ、特に格闘技業界では、過去に問題を抱えていた人物が再登場するケースが少なくない。視聴者に与える影響を考えると、これらを英雄視することが本当に良いのか疑問が湧く。

彼の生き様を見て、人生の最底辺からの這い上がりだと美談にする前に、自分が蒔いた種でもあるという事実を忘れてはいけない。この点で彼を「どん底を経験した人」として語ることは、彼の過去を単に糧として捉えるのか、それともそれを見過ごすべきでないとするのか、意見が分かれるだろう。

それにしても、彼が過去の自らの行動について「交渉の選択肢があった」という考えに今頃気づいたのは、彼が年を取って初めて自分自身を客観視できたからであろうか？それとも、その場の勢いで周囲を巻き込むスタイルが今でも根底にあるのだろうか。

さて、このような人物が、視聴者にとって「カムバック英雄」なのか、単なる「再起不能のトラブルメーカー」なのか。こういう存在をエンターテインメントの舞台に立たせることは本当に正しいのでしょうか？

ここに、記事についてのコメントを引用してみます。

色々苦労して今のサップがあるのはわかったが、前田日明襲撃は普通の社会人はやらない。シェンロンとダイスケをぶち回した動画を見たが、これからは若い者のまとめ役として活動してほしい。

どん底も自分が蒔いた種で、人のせいではない！格闘技はスポーツなんだけどこういう輩は結局喧嘩になる。本人が喧嘩祭りって言っていて、真面目に生きてる人はこんな奴らと関わりなど持ちたくないはず。それがまた脚光浴びて表舞台に出て来ると、同じような奴がわんさか出て来る。喧嘩なら地下でやって欲しい。

BD出演連中の過去を美談化するのやめてくれ。この記事読んで、半グレ、反社をカッコいいと思う人がいるのだから恐ろしい。個人的には、この人が父親なら、私なら恥ずかしくて誰にも言えない。