この選挙特番は、まるで政治のリアリティショーのようだ。太田光が一歩進んだと感じたこの番組、実は地雷原を渡るスリル満点の迷路だ。有権者たちがSNSで情報収集する中、政治家の素顔をカメラの前に晒すだけで、果たして本当に価値のある判断材料を提供できているのか。石破茂の「表情がイライラしている」なんて、もはや彼のトレードマークのようであり、もはや新鮮さはない。この顔が国民にどう映るか、本当に興味がある。実際、自民党による逆風で苦境に立たされている彼の表情はその重さを語っている。しかし、「表情で損しているかも」とは、何ともあっさりしていて、結局どちらの言い分を支持しているのか不透明だ。

それにしても玉木雄一郎の例え方には眉をひそめずにはいられない。政治家の評価が、容姿や「女性にモテる」といった基準で語られることが、果たして社会の未来をどう変えるのか。太田光のこのような口調こそが、日本社会の現状を炙り出していると言えるだろう。

この特番の意義は、「選挙で盛り上がっても大事なのはその次」というポイントに象徴される。政治において笑いが切り込むとき、そこに何か深い意味が隠されているかもしれない。なぜ今、この特集が必要だったのか。

そして、どこまで政治家の本音に迫ることができたのか。その真価を問う。

こういった特番で、視聴者として目まぐるしいディスカッションを観ることができるのは楽しいだろう。しかし、笑いを交えてもその結果は国民の生活にどのように影響を与えるのか。あえて問う、この方法で果たして実際の政治が身近に感じられるようになるのだろうか。

さて、こういった特番を見るたびに、自分自身に問いかける。果たして、メディアは真実の政治報道をしているのか、または演じているだけなのか。

以下のコメントは、番組に対する視聴者の視点を垣間見るものである：

選挙で盛り上がっても大事なのはその次今回の選挙で最も大事なのはそこだと思う。多分自公過半数割れになり衆参ともハングパーラメントになるでしょう。

駒の動かし方を知らない素人にプロの指す将棋の内容についてコメントさせることが不適切であるのと同様に、政治の素人で無関係のおチャラケ芸人をあたかも有識者のように扱い政治についてコメントさせるのは実に不適切なことだ。

党首の年齢が出てびっくりしましたが、ほとんどの党首は年相応ですが、日本維新の会の吉村さんは50歳ですか！三十代後半か40代前半と思ってました。やはり見られる仕事の方は若い。石破さん？見られすぎて疲れたんじゃないｗ