参政党の躍進は一体何を意味するのか。この現象を見て言わざるを得ないのは、参政党が主張する「日本人ファースト」への共感の広がりだ。しかし、その背景には浮き彫りになってくる数々の問題がある。多文化共生が美辞麗句でしかなくなっている現在、その提唱者たちはいつまで見えないふりを続けるのだろうか。

「反グローバリズム」と「オーガニック」。この2つは、今となっては単なる政策健闘のスローガンではなく、不満を煽る装置と化している。制度疲労で揺れ動く日本社会、増え続ける外国人、無策の政治家たち。これらが作用し合い、国民の感情が爆発寸前にまで蓄積されているのだ。

若者の声だけでなく、高齢者も参政党に期待を寄せる声が増えているのはなぜか。それは現政権に対する不信感を抱いているからではないか。政治家が国民の声を無視し続け、外国勢力にすり寄るあまり、日本人自身が「セカンド」へと転落していくことへの危惧。その不安感が参政党への共鳴を高めたのではないか。

しかし、参政党の政策も完璧ではない。有機農業で物価上昇を容認するのか、外国人排除にどうやって対応するのか。すべての事象が、単純な解ではないことは明白だ。日本の国益を守ろうとする姿勢は理想だが、そのためにはどれだけの犠牲を払う覚悟があるのか。

さて、ここで問いたい。日本の根底にある不安を解消するために、参政党が新たな道を開くのか、あるいは現政権が改革を果たすのか。犠牲を受け入れる覚悟があるのか、それともまるで夢物語で終わるのか。どちらの未来を、あなたは望むのだろうか？

コメント:

「一般国民が身近に外国人からの危機感を肌で感じる時代になったからですよ。観光でお金を落としていくくらいまでは良かったが、観光地で犯罪起きている、荒らされている、マナーが悪い、土地の売買が行われいるなど様々な不安があるなかで参政党と一部しかその問題に立ち向かってないこの選挙戦。

当たり前な結果です。国民にはわかりやすいんです。今回の選挙戦は。」

「仕事柄高齢者と話す機会も多いんだけど、参政党に期待してるって声は意外と高齢者に多い気がする。理由はいくつかあるだろうけど、今まで応援していた自民党議員が引退したり、今回はテレビ・新聞などでも参政党の記事が多く見受けられたり、外国人を潜在的に忌避している人が多かったり、福祉政策に期待したりといろいろな話を聞く。」

「政策の柱が『オーガニック』と『反グローバリズム』の参政党を応援するという事は、物価上昇を容認しているという事を自覚して貰いたい。化学肥料や農薬を使わないという事は、生産力の低下するという事。つまり物の単価をあげなければ、農家は生活できない。外国人の労働者を受けいれないという事は、日本人が嫌う３Ｋの仕事をやる気概があるのでしょうか？」