日本銀行の金融政策とその失敗はまさに現代の悲劇だ。異次元緩和の導入、ゼロ金利政策といった大胆な政策の数々は、最初は輝かしい力を発揮するかもしれないが、最終的には無責任なギャンブルと化してしまったと言わざるを得ない。このカンフル剤を打ち続けることで、一時的に経済を活気づけたように見えるが、日本は結局その副作用に苦しむこととなった。長期戦を覚悟しなければならない、ただでさえ困難なデフレ脱却への挑戦が、更に日本の経済を脆弱な状態にしてしまった。

そして、何故か責任を取る人はいない。問題が積もって社会全体に広がっているにも関わらず、結果に対する評価は曖昧だ。黒田元総裁をはじめ、政策を実行した人々には責任感欠如が見られる。むしろ、賞賛を受ける立場にいることは不思議であり、納得がいかない。何故か、頭の良い者は単に理論を立てることで迷宮を作り、国民をより苦しめている。

このような状況において、日本の未来はどこに向かっているのだろうか？誰がこの負のスパイラルに終止符を打ち、日本の経済を再び強固なものにするのか。本当に必要なのは、責任を取る姿勢と戦略的な改革意識だ。しかし、それ無しに日本経済は果たして立ち直れるのか？

以下は、この記事についての選ばれたコメント：

1.「カンフル剤を１５年間使ったら日本は中毒患者になってしまいました。少し弱っていた体にカンフル剤を打って元気にしようとして、実際少し元気になったのですが、そのまま打ち続けたらどんどん体力が無くなり、カンフル剤なしでは活動できない体になってしまいました。そして競合国は体力をつけ、体力差がどんどん拡大してしまいます。今カンフル剤をやめたら倒れそうなので、誰もやめられません。まさしく中毒患者です。」

2.「結局このように誤った政策を頑固に行なっても、黒田元総裁は、責任を取らないのは勿論、勲章まで貰ってる。国民生活を苦しくした主犯のひとりなのに。」

3.「黒田日銀によるアベノミクス政策が今の国民の生活苦だからね。黒田なんか無駄な政策して収拾つかなくなった張本人やんか。どう考えても消費税が根本原因だろ。そして尻ぬぐいもせず去っていった黒田さん。」