プロ野球界の一筋縄ではいかないDeNAについて、野村弘樹氏の鋭い指摘には一理ある。強い球団、弱い球団を相手にする、それぞれの対応はどうあるべきなのか？際立つべきは、上位球団へのトライアル精神だろう。ジャイアンツやタイガースに負け続けるのならば、DeNAは戦術改革を迫られる。創意工夫が足りないと言われれば、まさにその通り。新人投手の起用や打順、戦術を柔軟に変えてみる勇気が絶対に必要だ。打力に頼ってばかりでは、いつまで経っても突破口は見えない。

投手陣の不振、オースティンの離脱、ベテラン勢の打力低下といった複合的要因が絡み合い、試合の勝ち星の蓄積を阻んでいる。まさに、外部補強に頼ること自体、根本的な問題を解決していない証左だ。将来的に外国人選手らが抜けた後、DeNAはどうこの状況を立て直すのか？目先の補強に頼らずに長期的視点で育成と戦術を考える必要性が蓋然と存在する。緻密さや堅実さが欠如した野球では、上位球団との実力差は縮まらない。主力選手に依存しすぎる歪さが際立つ。

さて、DeNAは浮上するためにどこを改革すればいいのか？采配の見直しだけで改善は見込めるのか、それとも新たな戦略が必要なのか。翻ってプロ野球の進化とは何か、この状況を踏まえて議論する余地はある。

どちらの道を選ぶべきなのか、方向を見いだすには困難が待ち受けている。

コメント：

横浜ファンですが、打撃コーチの指導不足が打撃不振、得点力低下に繋がっていると感じます。ベンチの采配やチームビルドが問題であり、即刻指導陣の入れ替えが必要でしょう。特に佐野はファースト固定で得点力を活用すべき。補強は投手陣に重点を置くべきです。

巨人ファンですが、阪神より横浜の方が手ごわいと感じます。ケイとジャクソンに対して未だ攻略できていないのが現状です。特に佐野、牧、宮崎を中心に強力な打者が多く、オースティンが戻れば一層厄介になるでしょう。

DeNAは去年日本一になったが、それはシーズン最終盤でラッキーが重なっただけ。今年は実力通りの結果が出ている。半年以上かけて決まる日本一の真価が揺らいでしまう可能性があったシーズンだったと思う。