このエレベーター設置の問題、実に現代社会の矛盾を浮き彫りにしている。高校の階段を「這ってでも上る」という学校側の無茶な対応、まるで戦時中の精神論を彷彿させるが、平成も終わった現代にそんな古臭い価値観がまだ残っているのかと驚かされる。この問題はただエレベーターを設置するかどうかに止まらず、社会の全体としての障害者に対する意識の低さも問われている。

署名活動で集めた3000以上の賛同は評価に値するかもしれないが、それを支持できないなら、それだけの声を無駄にしたくない。もちろん、設置には予算が必要だし、維持にもコストがかかるかもしれない。それでも、障害を持つ人々が等しく学べる環境を求めることは「過剰」な要求なのだろうか。

それと同時に、エレベーターの無い学校を選んだ時点で、ある程度の自己責任を求められる声も一理ある。ただ、それでは障害者が選べる学校の幅を狭め、彼らの教育の機会を奪う結果になってしまうのでは。

学校と地域、予算の問題はいつも複雑だ。結局、どちらの立場を優先すべきなのだろう？

「合理的配慮を求める側とする側の間の溝がずっと放置されている。障害者への配慮は重要だが、要求が過剰になれば逆に反発を招く。現実的な解決策は一体何だろう。」

「心疾患の妹さんのための署名活動は立派だが、結果を急ぎ過ぎている。全ての学校にすぐにエレベーター設置を求めるのは非現実的ではないか。もっと柔軟な考え方がして欲しい。」

「学校の合理的配慮と言う現状は、時代遅れの精神論に縛られているのか。障害者が自由に学べる環境を提供することは社会の義務ではないのか？それともただの理想論？」

「障害を言い訳にせず対策を求める姿勢は評価するが、一方で各県が進めるエレベーター設置の現実とコストを考慮しなければならない。予算面で具体的にどうしたらいいのか？」