ああ、またもや斎藤元彦知事と瓜二つのドラマが展開されている静岡県伊東市。田久保眞紀市長が学歴詐称疑惑に揺れているが、この状況、どれほど皮肉なことか。メディアは一斉に彼女を叩き始め、彼女は辞職し、再選出馬を表明しているなんて、この繰り返される政治的な茶番劇には厭き厭きしてしまう。それなのに、どこかで彼女がうまく民衆を魅了し、市長の座に返り咲く可能性も十分にある。どうかしてるよ、この状況は。
ましてや、田久保氏のケースでは学歴詐称が事実となった。それなのに、彼女はまるで何も問題がなかったかのように事態を乗り越えるつもりでいる。これって、まるで「卒業証書」を出したふりをしてるだけじゃないかと疑いたくなってしまう。だが、こんな人物がまた市長になってしまうのは果たして民意なのか、それともただの人気取りなのか。
なんだか、これが日本の標準となってしまうのかと思うとぞっとする。善良な市民がいかに立ち上がり、正義を貫くかが問われているのだ。だが、果たしてどちらを選ぶのか。賢明な市民による選択が、今後の伊東市の命運を左右することになるのだ。
さて、こうした学歴詐欺疑惑がある人物にトップの座を託すのが果たして正しいのだろうか?
新図書館建設反対一点で当選したようだから、人物識見などあまり問題にならなかったのだろう。この点が争点になる限り再当選もありうる。図書館建設は別途住民投票で決する事にし、市長選とは別にしたらどうか。箱物建設はそれなりに必要性があっても、反発を招きやすい。今後、どこの自治体でも箱物建設が持ち上がったとき、反対一点だけで、どんな人物が当選する可能性はある。
卒業証書なるものを検察に上申し、捜査が開始された時点で、上申された卒業証書の真偽問題は棚上げされたまま選挙戦が行なわれることになる。これが現市長の作戦なのでしょう。再選されてしまえば民意をバックに卒業証書問題は何とでもなる。仮に本物であれば言うに及ばず、偽物であっても、公職選挙法違反に問うまでには相当の時間が掛かるし有罪のハードルは低くない。また開催が決定した百条委員会も、市長辞任と共にその意味を失う。
今回のケースは芸人ウケするネタですよね。こども達の間で大きな議題となった「カレー味の〜と〜味のカレーどちらかを食べないといけない」問題を突きつけられている伊東市民には深く同情いたします。が、日本全体が選択肢不足で何かに「試されている」感じがしてならない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/516384cbab166364739e8f698a90610092e859f9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]