説明責任という言葉がほとんど虚無化してしまいそうな今の政治シーン、どう反応するのが正解なのか。今回のひろゆき氏の発言は、日本ファーストの是非を巡る議論に一石を投じたことは間違いない。しかし、単なるフレーズの揚げ足取りになっていないか。フランスの例を持ち出すのは良いが、日本の社会や政治的背景がフランスと同一視して良いものであるかどうか。
彼の意見に賛否はあるが、日本人がその生活の中で感じる歪みへの危機感を声高に喚起することの重要性も見逃せない。低賃金労働力を過度に外国から供給し、国内賃金を下げ抑え続けたツケが回ってきていると主張する声も理解できなくはない。
だが、一面で「日本ファースト」が人種差別を助長する可能性を持つことも無視できないのだ。外国人を排除せず共に生きる未来と、日本人が自身の生活水準向上を優先すること。果たして、完全な落としどころはどこにあるのだろうか?バランスをとることは可能なのだろうか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6ee1649b0372ab9ad66d0f417cd6b02e56eb40ce,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]