孫正義氏の大胆な発言が繰り広げられたソフトバンク定時株主総会。日本経済の停滞の原因を「収穫逓減型」の企業が多く存在することと指摘し、さらには「収穫逓増型」企業のように大胆な挑戦を続けることが必要だと声高に語った。この発言、まるで日本企業を「時代遅れの化石」と揶揄しているようにも聞こえる。たしかに、一理はある。しかし、すべてがこの枠組みに当てはまるとは限らない。
日本の企業文化がリスク回避性を強く持つのも事実だ。バブル崩壊後の慎重な一歩一歩の歩みが、安全性を重視する賢明な選択だったことも忘れてはならない。ソフトバンクのような大胆不敵さを具える企業も、失敗を恐れずに新たな領域を切り開く力の象徴であるが、同時に背後に潜む影に目を背けなかったところも見逃せない。
果たして、「収穫逓増型」への道が真の成功への鍵なのか、それとも変化を恐れずに進むべきか、それとも守るべきを守る姿勢が正しいのか。あなたたちの意見はどう揺れるのだろうか?
以下、秀逸なコメント選集。
時代遅れの日本企業も多いが、今でも輝く企業もある。任天堂のように、成功の枠から外れずに新たな範囲で勝負する企業も、立派な「収穫逓増型」になり得る。果たして、孫氏の分析が全てではないのかも。
30年も停滞している日本、これは政治の責任も重い。成長を拒まない企業を支援するのが日本の未来を開く鍵だ。大胆なスタートアップを支える環境を整えるべきで、政治家の意識改革が必要だと思う。
孫正義には確かに説得力があるが、無条件に信じることには慎重になるべき。リバースオークションの例は、企業利益のために他を犠牲にしている側面もある。フェアな市場競争をどう確保するのか、疑問が残る。
日本の経済力低迷には政治的な失策が大きく関与している。企業が大胆にチャレンジできる環境を築きつつ、国として何を守るべきか慎重に選ぶ。バブル崩壊後の停滞期に学び、次に進むべきあり方を模索するべきだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/53c0f4baa7dffc063acb2d3be8890e97068bf090,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]