この北海道のヒグマ事件、もはや人間の生活圏が野生に侵食されたことを象徴している。噛みつかれ、引きずられる新聞配達員という事態は、これまでのクマの生息域とは異なる次元に入ってきているのではないだろうか。クマの脚跡がガラスに残るという現実は、もう言葉を失ってしまうほどの恐怖だ。
行政は「ヒグマ警報」を初発動したが、この警報自体が遅きに失した感が否めない。警察が24時間体制でパトロールをするという宣言も、もはや安堵には繋がらない。では、その警察官はどのようにしてクマと立ち向かうのか?鉄砲がヒグマにとって有効であるとは思えないのに。
自然界と人間界の共存を唱える声もあるが、今現状で共存が可能なのか、それとも一切の駆除による安全確保か。人間の命が尊いのか、それとも野生の命が尊いのか、このジレンマ、どうにも解決策が見えない。都市生活圏で起きる動物被害、果たしてどちらを優先すべきなのか。
読者の意見は?
「クマの警報が出ても、具体的にはどう対策が可能なのか。やはり根本的な議論が必要だ。無秩序に追い払うだけでは、次がある。」
「自衛隊が来てくれるという意見はあるけれど、そもそもそれで問題が解決するか。クマが出てくる理由をもっと探って対策しないと、根本的な解決にはならないのでは?」
「保護と駆除の間で揺れるのは自然の一部である人間として当然かもしれない。でも現場の人たちはどう思っているのか、それが聞きたい。」
「今日はそれぞれの立場で意見を分かち合える時だと思います。クマに対しても、少しでも命を考える場を作りたい。」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e4c275e067acaa50ea5cf034ea852ee979822986,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]