日暮里駅――その地理的な縛りと、ターミナル駅の影で存在感が薄いと言われるこの駅に何を求めるべきか。「地味」という印象は常に付きまとうが、そもそもそれが本当に悪いことなのか?上野駅のような大規模な駅ナカを求めるのは都市計画上無理かもしれない、しかし、かといって何もできないなんて逃げ口上は通用しない。
利用客数の多さに反比例するような地味さは、一部の人々が指摘する根本的な問題を浮き彫りにする。発展や商業施設の充実がすべてではなく、駅周辺の文化と人情が息づく数少ない場所として残す選択肢もある。しかし、これほど乗客が多いにもかかわらず、なぜ再開発の動きがさらに進まないのか?荒川区の策略的失敗か、それとも本当に地形のせいなのか?日暮里駅の存在意義を再考し、地元民と通勤客、さらには観光客がそれぞれ望む形にどう変えていくべきか、議論が求められる。
利便性を追求すればその文化は消え、文化を守れば利便性には目をつぶる――私たちはどちらを選び取るべきか。
【コメント集】
「日暮里駅の“地味さ”こそが魅力」である。その周りの歴史、風情、文化。これを失わずに、どうやって発展させるかが肝だと思います。ただ商業施設を作るのは簡単、でもその先に目指す都市像が明確でないのが現状では。
荒川区や東京都行政の再開発の手腕が問題。どうしても上野と比べちゃうけど、日暮里の高低差をうまく活かした新しい観光名所を作り上げる方向性もあるのでは?高低差すらもポジティブに変える考え方が必要。
地形が制約、とよく言われますが、本当にそれだけの理由ですかね。乗り換え客が多いだけで、実際にこの地に降り立つ人が少ないから、商業施設が求められないのだと思う。旅行客をターゲットにするなら、視点を変える必要があるのでは?
「ニッポリ」って正しく読める人どれだけいる?ってコメントを見て驚いたけど、確かにこういう基本的なところから地元への関心を高めていく運動も必要だと思った。近くて遠い存在に感じてしまう地域、どうすればもっと身近に感じられるか考えよう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/06b4b9ae44319425c0dcef146baa3bc9a4fe87df,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]