さて、ホンダと日産が自動車制御の基盤ソフトを共通化しようとしているという話題が出ました。これって、一見するとそれぞれの強みを生かして合理化を図る素晴らしいアイデアのように見えますが、果たして本当にそうでしょうか?
まず、ソフトウェアの共通化によるコスト削減は確かに魅力的ですが、共通化したからといって、そこに新たな価値が生まれるわけではありません。「横並び」での競争力が高まるわけではないのです。市場が求めるのは独自性や革新性であり、これは共通化では得られないものです。むしろ「みんなで一緒に頑張ろう」という精神に囚われすぎて、かえって競争力を失う可能性もあります。
それに、日本車の強みは技術の細かい部分までこだわり抜く精神にあります。しかし、基盤を共通化することで、それが失われる危険性はないのでしょうか?共通化が進めば進むほど、似たような車ばかりが市場に出回り、消費者から見れば、選択肢が減ることになってしまいます。これでは、ちょうど今のスマートフォン市場のように、見た目だけ異なる同じものが並ぶという結果になりはしないでしょうか。
でも、開発コストの削減や技術の共有化が求められるこの時代に、競争力を維持するための唯一の選択肢が共通化だとしたら、それもまた問題です。
となると、ここで考えなければならないのは、共通化によるコスト削減と、各社の独自性をどう両立させるか。そのジレンマにどう立ち向かうかです。
本当に、「共通化」で未来の車は良くなるのでしょうか、それとも、打破すべき壁を自ら作り出しているだけなのでしょうか。それとも、全く違う工場の平衡状態がこれからのキーポイントになるのでしょうか?
ここで、ファンの皆様からの議論に期待するものとして、次のようなコメントを紹介します。
1.「各社が基盤ソフトウェアを共通化することで、厳しい競争の中で生き残るのは間違いない。しかし、それにより独自性が失われたら、全面的にガラパゴス化してしまいかねない。」
2.「確かに、共通化によりコスト削減できても、消費者にとっては魅力が半減する。ソフトウェアの共通化以外に、本当にやるべきことは一体何か考える必要があります。」
3.「今後の市場では、個性を持たせた独自の技術が勝つでしょう。共通化と独自性、そのバランスをどう取るかが課題です。」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7d5a6ec5e98ac8b46a5214d1fe5448d5566c9470,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]