スマホ依存症と一言で片付けたいところだが、この現象にはもっと深い背景があるだろう。「異様な光景」とする視点は確かに興味深いが、果たして本当に「異様」なのか？昔の新聞や雑誌も似たようなものだったのでは？要は、人間の行動は時代とともにデバイスが変化しただけかもしれないし、視線をスマホに奪われることで何か重要なものを見落としているのかもしれない。それとも、スマホを見ることで得られる情報や便利さに価値を見出している人々の選択肢の一つであるともいえる。重要なのは、スマホを見ること自体が悪ではなく、そこから生まれるコミュニケーションや集中力の欠如ではないか。ある意味では、スマホの普及は一種の新しい「公共の孤独」を生み出している。歩きスマホの迷惑さや、周囲とのインタラクションの欠如は、社会的なバランスをどう保つべきなのか問いかけられる。また、スマホを持つことが厄介な行動を生む原因と捉えるのは短絡的だ。むしろ、その状況をどう活用するか、どう克服するかがポイントかもしれない。

さて、それらを踏まえた上で、我々はスマホとどのように向き合うべきなのか、そしてこのスマホ無依存を選択できる瞬間があるのか…。

コメント選集:

自分も通勤電車でスマホを見る人々を見て驚いたが、その光景はもう「当たり前」なのだろうか。いや、新世代にとってはそれが「異様ではない」感覚かも。スマホは確かに便利だが、何でもかんでもスマホを見ていることで、我々は何を見落としているのか考える時が来たのでは。

スマホを凝視する光景は確かに異様だと思っている。ただ、デジタル時代の進化を考えると、何かしらデバイスを見ることが当たり前になるのも自然なこととも思える。しかし、周りが見えない度合が変わりすぎて、公共の場所での責任をどう考えるべきなのか再考する必要がある。

意識がほぼ全員スマホに奪われる光景は「時代の流れ」と感じる。変化に対して異様感を持つのも当然だが、対話の欠如がもたらす影響は無視できない。大切なのは、目の前の情報以外のものに気を配ることができるか、ということではないかと思う。