これは一歩踏み出すべきときだ。本音を言えば、選挙活動の場で発生するこうした妨害行為に対しては、警察が迅速に厳格な対応をするべきだが、何故か思い切った動きが見られない。候補者の身を危険にさらす犯罪が日々増加する中、選挙という民主主義の舞台で、妨害行為に対する準備や防止策が遅れているのは問題だ。特に、女性候補への過激な妨害行為が多発している状況は深刻だ。

政治的な妨害の背後には、特定の勢力が組織的に暗躍しているのかもしれない。だが、その背後関係を徹底的に調査し、組織名を明らかにすることなくしては、真の民主主義は守れない。このままでは、民主主義を掲げるこの国の政治が歪められる。この国の議会制民主主義が機能するためには、妨害勢力を排除し、警察が主体的に動かなければならない。

その上で、自らの投票行動で候補者の適性を判断するという、真っ当な民意を示す仕組みを回復することが必要だろう。果たしてこれは可能なのか。何を優先するべきか？

コメント選抜

「現行犯逮捕した埼玉県警の行動には敬意を表します。北海道での判決が演説妨害を悪しき前例とした結果、民主主義が脅かされる可能性があります。

他の都道府県警察も、妨害を許さない姿勢を持って望むべきです。」

「どの国でも議会制民主主義は、多様な意見が議論を通じて合意に至ることを目指します。妨害行為によって口を封じることは、独裁に等しい。この国には選挙戦というものがまだ根付いていない。候補者に異論があれば自らの投票行動で示すべきです。」

「最近の自民党にはさまざまな問題があり、妨害が続く理由も明らかにして民主主義を守るための執行を強化するべきです。民主主義を破壊する暴力行為には毅然と対応し、組織名も公表すべきです。」