小泉進次郎農水相の「レンタルやリースが当たり前の農業界」という発言、まさに想像力が欠如した典型的なシュールコメディです。人々は、新しいアイデアに対してどうしても「無理に決まっている」と声を上げがちですが、真剣に考えることさえ拒んでいるように思えます。もちろん、収穫時期の重なる問題やコストの問題はあります。しかし、大臣の発言がもたらすのは、農業界の古い常識を覆すきっかけであるべきでは?
農業界全体が、「機械を買うか、借りるか」の二者択一に囚われて、根本的な構造改革を果たしているのでしょうか。リースやレンタルが機能しない理由を語るのではなく、どうすれば機能するのかを考えるべきです。農業におけるコスト削減や機械の共有案が実現すれば、小規模農家も生き残る術が見えてくるかもしれません。こうした発想を国家が考えることから逃げてしまえば、結局農業は時代の波に飲み込まれ続けるだけです。
さて、ここで問うべきなのは、農業の未来を担うべく機械の利用形態をどうすれば変えられるのか。リースが高すぎる取り組みについて、他の産業と比較した際どのような合理的な解決策が見出せるのか、それが議論の焦点ではないでしょうか。
以下はコメントです。
農家の時給が数百円と言われる理由の一つがこれ。表面上儲かっていても、設備投資にお金を回し続けないといけないからこうなる。数千万の売り上げあっても、使ってる機械が古いものだらけなら即赤字に転落する。毎年コンスタントに設備投資している農家がどれほどいるのか。安価な機械もメーカーで作って欲しいね。
実家が農家です。親戚でお金を出し合って農機具を購入したことがありますが結局上手く行きませんでした。うちの地域では田植えはゴールデンウィークの連休にやるので、使いたいタイミングが重なってしまうし、機械が故障した時の修理代負担も経年自然故障なのか過失なのか、責任の証明も困難で、レンタルや共同購入は解決すべき問題が多すぎて小規模農家には厳しいです。
簡単な事がわからないんだろうか?ちなみにコンバインをシーズン中使うとほとんどのパーツが傷んでメンテが必要になります。大規模農家は毎年冬場にコンバインを解体してパーツ交換など自分でやっている所もありますが、要は使った後のメンテの費用が膨大にかかる。新品に買い替えるか修理するのか悩むほどの金額になるから農家は困っている。これはレンタルやリースでは解決できない。素人考えは業界全体を壊してしまう。
コンバインや田植機のリースやレンタルを民間企業参入期待しても採算取れず撤退ないしは参入しないでしょう。米を国防と捉えるなら国がリース、レンタルするしかない。例えば戦車一台の調達費が10億円。
四条刈コンバインなら100台調達できる、田植機なら200台。1日数万のレンタル料なら1.8hの私のような兼業農家でも手が届くし、田植時期や刈取時期の繁忙期にレンタル待ちで例えば1ケ月待ちでも融通は効く。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e08d4810e16b7f7be041085980b6faeab1027d09,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]