2024年7月23日、静岡県伊東市の田久保眞紀市長の学歴詐称問題に関し、1992年に東洋大学法学部を卒業したと名乗る人物から、議長宛てに新たな投書が届いた。この人物は「卒業証書は当時の同級生たちが体裁を真似て作った偽物だ」と明言し、作成の経緯まで詳述。市長は証書の提示を拒んでおり、投書の内容を重く見た市議会は公文書として全議員に配布。百条委員会でもこの文書が審議される可能性が高い。
学歴詐称、それも「卒業証書は同級生が作ったニセ物だった」との新証言――もはや市長としての資格以前に、公人としての倫理が問われる深刻な事態である。
問題の核心は三つある。第一に、虚偽の経歴を根拠に有権者の信頼を得て当選した点で、民主主義の根幹を踏みにじっていること。第二に、公文書としての証拠提出を拒否し続ける姿勢が、真実解明を阻む意図的隠蔽と受け取られても仕方ないこと。第三に、行政トップとして公文書や学歴の信頼性を揺るがす行為は、地方自治体全体の信用を損なうという点である。
対策としては:
百条委員会による強制力ある調査を早期に実施し、本人への証人喚問を行うこと。
公職選挙法に基づく立候補時の経歴確認制度を厳格化し、学歴・職歴の証明書類提出を義務付ける法改正。
市議会主導での住民説明会を開催し、説明責任を果たさせると同時に信頼回復の道筋を提示すること。
市民の信託に虚偽で応える者が市政を預かる時、失われるのは信頼だけではない。「誠実」という言葉の意味そのものが、軽んじられていく。私たちは今、事実と責任の重さを問わねばならない。
ネットからのコメント
1、この市長の一連の対応の中で、百条委員会への不誠実な対応などもあるが、何よりも最初の告発文について市長がいわば権力者の力を使って強引に怪文書という扱いにしてしまったことで混乱を招いてしまったという問題があると思う。 今回の投書が真実であるかどうかは、市長ではない第3者がきちんとした検証をしたうえで判断すべきである。 投書の内容の全貌は分からないが、有志が作ったことはともかく、そのことを市長が知っていたかどうかが一番の問題となるのではないか。
2、これは多分、本当なんでしょう。除籍が平成4年3月末だったことも符合します。 それっぽい書類をつくって、全力お笑いの「記念品」として田久保氏に贈った同期生の気分、同世代として、なんとなくわかります。 卒業式の夜、呑み会の楽しいイベントだったんじゃないかなぁ。
3、今回の「告発文」は、田久保氏にとって、都合が良い物かもしれませんね。 ①私文書偽造については、誰が作成したにしろ、5年以上前に作られたのであれば「時効」が成立する、と主張するのでは? ②同行使については、「チラ見せ」は、卒業証書と信じ込ませる行為ではない、と主張するのでは? 当初から、公職選挙法違反については、自らが「東洋大学法学部卒」とは、選挙期間中には一切言っていないから違法ではない、と主張していました。
しかし前回の会見では、マスコミに配布した経歴調査票には「東洋大学卒」と記載している点にも、「支援者が記入したもの」と説明しましたが、マスコミ側が「記入者の名前を消した跡がある」と指摘すると、慌てて「確認します」と逃げたが、「現物があるので、その場での確認」を求められると、拒否した上で、会見を打ち切りました。 不自然なことが多くあるのに、進展がないのは何故でしょうか。
4、馬鹿な遊びをしてくれる仲間と共に過ごした若い頃の思い出って本当に大事なのに、残念だけど本人は、つまらない保身のための多くの人を裏切ってしまったね。 もちろん選挙時の学歴詐称は許されない犯罪だけど、そもそも市長職に大卒学歴は必須ではない。学歴詐称がバレた時点で即座に認め謝罪していれば、こんな大きな問題になってないハズ。なのに嘘に嘘を重ねて誤魔化そうとするから、取り返しがつかない事態に自らを追い込んでしまった。選挙で自身に投票してくれた支援者や市民に対して、多少なりとも申し訳ないという気持ちは生まれないのか。 嘘がバレても嘘をつき続ける様子を見てしまうと、『仮に悪意ある人に「秘密をバラされたくなければ」って脅されたら平気で市民の裏切るのでは』と疑わざるを得なくなる。地域で丁寧に議論してきた案件を突然ひっくり返したり、降って湧いた新たな政策案を強烈に進めたりし始める前に、早期に辞任するべき。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb779446ac2255d1218ab5278131cc7fe14008ba,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]