2025年7月、参院選で約33万票を獲得しながら落選したNHK党の浜田聡氏(48)が、次期衆院選に比例近畿ブロックから出馬する意向を表明。また、自ら新たな政治団体を立ち上げ、市町村議会の補欠選などに候補者擁立を目指すと語った。党名については「共和党」や「自由党」などを検討中。政党要件を満たせなかったNHK党の課題として地方組織力の不足を挙げ、参政党から学ぶ姿勢を示した。浜田氏は医師出身でSNSでの発信力も高く、フォロワーは22万人超。
政党が国政に挑むとは本来、国家と社会への責任を背負う行為であるはずだ。だが、浜田氏が語る「供託金が返ってくるから補欠選に出す」「複数の政治団体を一人で持てばいい」といった姿勢には、制度の抜け道を政治ビジネスとして利用しているような違和感が残る。
本質的な問題は、①現行制度が政治団体の設立・乱立を容易にし、実質的な中身より“名前”や“手法”で注目を集められること、②供託金制度が本来の目的(冷やかし立候補の抑止)から逸脱して逆に“コスト計算”で利用されていること、③政党要件が政党交付金や公的発言力に直結するにも関わらず、その基準が甘く形骸化している点にある。
改善策として、①政治団体設立の透明性と公的審査プロセスの導入、②供託金制度の厳格な見直しと不正利用の罰則強化、③政党要件の見直しと継続審査制の導入が急務だ。
「政治」は遊びではない。納税者の信頼と資金を使う以上、それにふさわしい重みと覚悟を持つ者だけが壇上に立つべきだ。形式よりも中身が問われる政治へ──今こそ制度の再設計が必要だ。
ネットからのコメント
1、浜田さんは近年稀に見る政治家だ。 国会から失ってしまったのは勿体ない。 麻生さんもよく勉強してるなぁと感心してたくらい。 浜田さんのような議員を増やしていかないといけない。選ぶ側の国民の課題。 でも比例システムの矛盾もあるからね。そこは変えてほしい。 33万もの票が集まる浜田さんの今後に期待です。
2、浜田氏はNHK党である事でかなり自由に行動や発信が出来ていた事と同時に、同党である事で正直誤解を生んだり認知度がなかなか上がらなかった面もあると思います。ですが他の議員が保身で物怖じしてしまうような案件に切り込んだり、法案提出数でも上位。秘書の方もかなり優秀です。ぜひまた国政で頑張っていただきたいです。
3、浜田聡氏のYouTubeをたまに見てますが、この人は本当にこまめに現場に行って、直接自分の目で見たことをベースに議員活動をしていると思う。そして、これは異論があるかもしれないが、この人には実はリベラル的な良識がある、とみている。「そこまで断定するのは早計だ」みたいな表現をすることも結構見た。私個人としては、政治信条的に異なる立場なのだが、政治家としては十分な見識のある人だと思う。 浜田氏は、自分を政治家にした立花氏への恩義みたいなものを強く持っているのだろう。
ただ、浜田氏を活かす道をどう拓くか、よく考えなければならない段階にきていると思う。
4、正直、参政党や再生の道は「ナンバー2の参謀」として迎え入れた方がいいのでは? それぐらいこの方はスゴイ有能な人材だと思います。野に埋もれさせるにはもったいないくらい、よく仕事をしていると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/00c352723466de9878e84b6527ba53d2dab64a34,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]