2021年に新型コロナによる肺炎で亡くなった俳優・千葉真一さん(享年82)が晩年を過ごした千葉県君津市の自宅(築25年・延床約400㎡)を、2025年3月に福岡の「水素サプリメント」販売会社・感謝株式会社が約5,000万円で購入し、本社登記も移転。同社の川畑代表は「水素を飲んでいればコロナにかからない」と発言し、千葉氏も生前は同サプリを1日30錠服用しワクチンを拒否していた。2023年には元マネージャーが同宅で自殺し“事故物件”化していた。
著名人の死と科学的根拠に乏しいサプリメント商法が絡み合った今回の事例は、倫理的にも社会的にも極めて問題だ。千葉真一氏が服用し続けたという「水素サプリ」を販売する企業が、彼の自宅を5,000万円以上で購入・本社化し、著名人との関係性をSNSで誇示する姿勢には、広告と錯覚商法の危うい一線が感じられる。
根本的な問題は、①医学的根拠に基づかない健康商品が公的検証を経ず販売される制度的甘さ、②亡くなった著名人の名声を商品マーケティングに流用できてしまう広告規制の不備、③「ワクチン不信」や自然療法信仰に便乗する事業への公的な監視体制の欠如である。
対策として、①医薬品と健康食品の境界明確化と違反時の行政処分強化、②著名人の死後の肖像・発言利用に関する法的規制の明文化、③SNS広告を含む虚偽・誇張表示の監視専門機関の常設化が必要だ。
信仰と科学を混同すれば、健康は簡単に商材へと堕する。命の重さを、市場論理に委ねてはならない。
ネットからのコメント
1、水素サプリって効果あるのですかね。 福島の事故の際に水素水にすれば赤ちゃんでも飲めるから大丈夫とか言って、無理やり水素水を作る機械を導入させられるという義母からの猛烈なモラハラがあってからというものの、水素〇〇ってきくと鳥肌がたつようになりましたが。 化学的根拠とか、ALPSのかわりに水素水を作る機械が導入されない理由は?ときいても信者には化学的根拠なんて無意味で話が通じないですからね。 命に関わることです。国もキチンと良いなら良い、効果がないならないと規制をしてほしいものです。
2、どうやったら水素を固形化してサプリにできるんだろう 科学的な疑問を持つ力を身につけることは重要だと思う
3、詐欺だ笑 科学的根拠はないだろう。 水素でウイルスに感染しないなら空気を吸っていれば感染しないといっているのと同じ。 水素はペットボトルでも通過すると思っているんだけど、カプセル?錠剤ならすぐに空気中に抜けると思うのだが。
4、ワクチン接種は最終的に個人の判断にゆだねられていたので、未接種での重症化にも自己責任の部分はあるでしょうが、こういう外からの要素がなければ摂取していたかもしれないというケースもありますよね。 反ワクって陰謀論と同じで不安を煽るから数字が欲しいYoutuberがネタにしがちです。
しかし普通に生き死にに関わることなので、いまだにおとがめなしなのはどうかと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c39d2c21bb73750e3222313fd9554a74817465f9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]