2025年7月23日、参政党の神谷宗幣代表はBSフジの番組で、安倍晋三政権に対する評価について「60点」と述べ、その評価を「できない」としました。神谷氏は、安倍政権が推進したインバウンド(訪日外国人客)政策や外国人労働者受け入れ拡大、経済政策「アベノミクス」について評価を問われると、特に後半においてグローバリズムの流れに乗ったことが評価できない要因だと説明しました。また、参政党と安倍政権の違いについては、グローバリズムや金融緩和に関するアプローチの違いを挙げ、参政党はリベラルな視点も持ち合わせていると述べました。神谷氏は、参政党の支持者層が安倍支持者だけではないことも強調しました。
神谷宗幣代表の安倍政権への評価は、単なる政治的な意見に留まらず、安倍政権の経済政策に対する批判的な視点を反映しています。特に、安倍政権が推進したグローバリズムと金融緩和政策は、日本経済に対して一定の影響を与えましたが、神谷氏が指摘するように財政出動の不足や国民生活への直接的な利益還元の欠如は、大きな問題として残りました。安倍政権の政策が一部の大企業や外国資本に有利に働いた一方で、庶民層や地方の経済には十分な効果が現れなかったことが、評価を低くする要因として挙げられます。
これに対して、参政党が目指す方向性としては、グローバリズムへの依存を避け、もっと国民の生活に寄り添った政策が求められます。解決策としては、参政党が掲げるリベラルな視点を基盤にした、より包括的で公平な経済政策を推進することが重要です。
ネットからのコメント
1、安倍さんは現実主義者ですから。TPPは対中国包囲網になるという側面を持っていたから進めた。慰安婦合意も今後韓国が約束を破る事をしにくくするための決断。靖国だって毎年参拝したわけじゃない。首相という立場上、自分の考えを一方的に押し通すのではなく色々な人の考えも聞いて政策を実行していった。増税だって本人はずっと反対してたけど法律でもう決まってるから、延期などで抵抗はしつつも国際社会からの信頼を失わないようにちゃんと約束は守った。しかし、ここぞと言う時には自ら積極的にメディアに出演して説明して説得する姿勢を持った。特定秘密保護法や安保法案などがそう。安倍さんはグローバリストでもポピュリストでも国粋主義者でもない現実主義者。
2、不十分と言われた安倍政権の時にも国債発行残高は急増している。 野党の立場だから財政出動が弱いと簡単に言えるんだろうな。好きなだけ国債発行できれば財務省だって喜んで減税してくれる。 トランプだって財政赤字は気にしているし、政府の無駄を大幅にカットした。それ以上に減税して赤字は拡大するようだが。 トランプの真似をするならば無駄な予算カットまで切り込んでほしいものだ。
3、まぁ移民排斥を言っていたくらいだから安倍政権を批判しないなら話にならない。 とは言え自民からの流れてきた親安倍派の参政党支持者としては面白くない話だろうな。 そもそも当時の安倍政権支持者が移民政策を黙認して今日に至るのに、新安倍派が移民排斥を言うロジックとメンタルが理解出来ない。 あの時沈黙していた人達が何を今更なのか。行動に一貫性がなく、自分達の言動にも責任の欠片すら感じていないのだろう。
4、残念ながら、まだ参政党には自民党の経済政策を批判できる能力は無い。 参政党の経済政策は、一部の極端な経済思想を持つブレーンに依存しており、 表面的な経済政策のみでは集中攻撃を受ける。 他の野党も同様だが、減税後の経済政策で最も重要なのは、国の成長を支える産業政策だが、そのブレーンは参政党にはほぼいない。 安倍政治や自民党批判は、マスコミの格好の餌食となり、揚げ足も取られ兼ねないので、当事者意識を持った政策実現に向けた発信に集中した方が良い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c4b9fda4e208c6ddd3c7d1c79dd7fd1426bff30a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]