タイトル:「日本の勝利」とか言ってる場合かよ。
正直、朝のニュースでこの話を見た瞬間、「あ、また“勝ったフリ”して国民を煙に巻くやつ来たな」って思った。
そりゃ関税15%で合意って数字だけ見れば「下がった」感あるけどさ、それって最初に“25%”っていう無茶をふっかけてきた相手の手のひらの上で踊ってただけじゃん。交渉のイニシアチブ握ってるのは最初から最後までアメリカ。日本はただ「損してないフリ」してるだけ。
しかも、「日本が譲歩を引き出した!完全勝利!」とか堂々と言ってる評論家よ、それ言ってる時点で、むしろ“勝ちに飢えてる国”って証明しちゃってない? だいたい「歴史的快挙」とか軽々しく使うなよ。そのワード、安売りしすぎ。
そして農業には一切影響がないとか言いながら、しれっと中粒種米の輸入増やしてるって、「痛みはない」って言ってる医者がメス握ってるレベルの怖さなんだが?
最後に、どうせまた数年後には「この合意のツケ」がじわじわ来るんでしょ?そのときまた「当時は最善だった」とか言うんだよね?
勝ち負けを語る前に、“何を差し出したか”を冷静に見ろ。それが本当の交渉力ってもんだ。
ネットからのコメント
1、自動車の輸入については関税0%だったので、殆ど影響は無い米については、ミニマムアクセス枠の国別比率変更なので、米農家には影響ナシ… 投資については、民間投資枠の合計値(1年の金額とは言っていない)のコトで、政府系金融機関から民間に貸し出し、それを元に民間がアメリカに投資…民間とも金額は調整されてます(孫さんとか)それに日鐵とアラスカのガスを含むならば、それ程の金額でも無い…当然、税金とかが使われる訳では無いです。利益の90%については、国内向けのアピールかな(設備投資等に利益率なんて算出不可能なので)… その他にも市場開放とか言っているけど、具体性が無く国内向けのアピールでお得意のホラの可能性が有りますね。
2、元は関税は0だったし、自動車は2.5%だった。それを25%に上げて相手の度肝を冷やさせ、15%で許してやると言う。これで日本側はホッとして喜ぶ。実に巧妙な駆け引きだ。その裏では、相当の譲歩を日本から引き出しでいるはず。石破は一言も言わないが、後でびっくりする程のツケが廻って来る可能性は高い。加谷氏は人が良いから手放しで喜んでいるが、そんなに容易いはずが無い。
3、今回のアメリカとの関税交渉というのは、単にアメリカと日本の勝ち負けで評価してはダメです。米トランプ政権は世界各国に日本と同様の高関税を課してるわけで、それらの国には自動車輸出など日本と競合する品目だって多々あるわけです。
日本が今回の交渉でアメリカから課せられる関税の半減に成功したことは、対米輸出において日本と競合する各国がそのままの関税率を課せられた場合、日本だけ価格競争力をつけて対米輸出できることを意味します。要は、単純にアメリカとの関係ではなく、対米貿易上の競合国との相対的関係において日本が有利になれば、それはそれで成功なのですよ。
4、中身がわかってないのに勝利とは、自称経済評論家の言ってる意味がよくわからないですね。絶対下げないと言っていたのは交渉時の決まり文句でしょ、下げる気ないなら交渉する意味ないんだから、交渉してる時点で下げないはおかしいと普通に考えたらわかる話。LNG合弁は今回の合意とは別という発表だし、80兆円の中身がわからないのに、加谷さんってそんなに軽々に勝利宣言していいものか疑問
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/499aedad3a22344fdbd6d22b8f00a3d2f173a1a5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]