関税交渉が“急展開で合意”?笑わせないでほしい。
日米関係の「成果」として報じられているが、これは果たして本当に“勝ち取った”ものなのか?**譲歩に譲歩を重ねて、「最悪を回避した」だけで拍手喝采する日本経済界の姿勢に寒気がする。**GDPの落ち込みが0.85%→0.55%に抑えられたとドヤ顔されても、そもそも落ち込んでる時点で話にならない。
トランプ氏に「響く提案」を用意した?つまり**アメリカのご機嫌取りのために、日本の交渉力は完全に沈黙したということ。**国益を守るはずの交渉が、「顔を立てる」ための調整に成り下がってしまった。しかも、評価しているのは「体力のある大企業」ばかり。中小企業?はい、見捨てられてます。
産業の空洞化という言葉が現実味を帯びてきたのに、「評価する声」で蓋をしようとする構造、もはや自己暗示レベルの楽観主義だ。
交渉とは譲歩ではない。譲歩で拍手する国は、自ら進んで首輪を差し出しているに過ぎない。
ネットからのコメント
1、関税交渉の合意との事で、メディアでは概ね良かったと言う空気感の様ですが、80兆もの投資をして利益の9割を米国に献上するとかあり得ない内容に思えるのは私だけでしょうか?他にも農作物の自由化につながる様な内容もあった様で、政権の弱体化を狙い撃ちされた様な結果だと思います!?
2、トランプ氏によると日本は5500億ドル(80兆円)の投資を約束したという。これが本当なら日本の国家予算の8割近い金額を投資することになる。これは誰がいつ何に投資するのか。アラスカのLNGに投資するならガス業界がカネを出すのか。昔からあるプロジェクトで採算性があるならとっくにやっていたはず。今さらとても採算がとれるようには思えない。 色々な数字を積み重ねてこの金額になっているのかもしれないが、それにしてもそもそも投資する予定のなかったものに投資するとなれば政府からの補助もあるのだろう。その分日本の投資は減ることになる。今回の合意が日本にとってどうなのか、詳細が分からない現段階ではまだまだ評価できない。
3、国の支援まで必要なのかな。相対的に、米国以外の世界各国との関税の差は5%程度。かつて繊維・自動車・半導体摩擦・超円高、いろいろ経験して日本の産業構造は省エネ、品質、生産性、現地生産という強みを得て強くなった。国の支援で強くなったわけでない。国の支援を頼るとどうなるか、USスチールがいい例だ。中小企業も、もっと強かで賢いと思うけど。それに、5%の消費税減税でも財政悪化を懸念して国債が売られるのに、15%も支援して財政悪化させたらどうなるの??
4、経済界は、自動車業界を中心に相応の範囲が15%の関税で済んだら上出来と受け止めてるということなのだろう。それでも既存の関税からは10%以上乗っているのだから、今よりは厳しい経済環境になることは間違いない。
結局はトランプ氏とアメリカの言ったもん勝ちになっている。国としての力が全然負けているから仕方ないのかも知れないが、それで日本の経済や物価に悪影響が出るのは正直納得はいかない。EUやインド、それに中国も含めて、トランプ関税への対抗措置を取っている国々と協調して、アメリカ抜きの経済圏を模索するような動きでもう少しトランプ氏を揺さぶって欲しかったとは思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ded8aef3565821ef619aa061ebc0b63637cfc7a5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]