新社長の登場で、北陸新幹線の延伸ルートに対する「京都駅近くを通るルートが望ましい」という見解がまたもや登場。これは本当に、もういい加減にしてくれと言いたくなるほど、見飽きた論調だ。何度も同じことを繰り返し、どこかの政治家のように「お客様の利便性を考えれば」とお決まりのフレーズを繰り出す。その一方で、「米原ルート」に関してはしっかりと再検討を求められているという現実がある。
でも、問題はそこじゃない。重要なのは、結局のところ“利便性”という名のもとに、京都が一番得するルートが選ばれ続けているという点だ。京都市内を通る案が最も「利便性が良い」とされる一方で、それを進めることで発生する膨大な建設コストや環境への影響については一切触れられない。果たして、それが本当に「お客様のため」なのだろうか?
なぜ「京都駅」一辺倒の議論になってしまうのか。地域間の公平性や他の選択肢の実現可能性を無視して、ひたすら京都を優先し続ける姿勢には、正直うんざりする。「京都駅近くを通すべき」と繰り返すだけでは、ただの形式的な答弁にしか過ぎない。
だが、結局は誰がこの決定を下すのか。それが最も気になるところだ。
ネットからのコメント
1、北陸新幹線はJR西日本のために造るのではない。国が費用対効果などを勘案し決める。一方京都市は京都駅を通るルートを事実上拒否し、参議院選ではルート見直しを公約に掲げる候補がトップ当選。これ以上つくらないのがいいのか、米原がいいのか、亀岡がいいのか、舞鶴がいいのかはあえて言わない。とにかく京都駅ルートは詰んだ。これにこだわれば着工がどんどん遅れるだけ。
2、現京都駅の地下に新駅作ろうとしたら大深度地下トンネル掘る必要が出てくる。それを避けようとすれば嵯峨野線沿いに降りてくるか琵琶湖線沿いにくるかのどちらかしかない。琵琶湖線沿いとなれば湖西線使わねばならず難しい。大深度地下トンネル避けて現京都駅避けて作るしかない。どのみち大分先になる。ゆっくり検討してくれ。
3、まぁこの問題は直ぐには決着をみないだろうな、西日本とっては小浜ルートのほうが精算性とれるだろうし、米原ルートでは東海と被ってしまう、小浜駅からその間の駅は無く京都駅でそのほとんどがトンネル工事でそこに京都府や京都市などが工事費用を払わなくならないのではそお簡単にOKを出すはずがない、米原ルートでは滋賀県が在来線の第三セクター化を望んでいない、更には米原駅の改修工事なども絡んでくる、まず間違いなく解決にはまだ数年かかるんだろうな。
4、米原ルートだと東海道新幹線を持つJR東海に売上の一部を得ることになるので、JR西は、まるまる儲けになる小浜ルートを推すに決まっている。
しかも、新幹線の建設費は全てJR西が出すわけではなく、その多くが国や地方が出してくれるので、儲かる方を推すのは企業論理として当然。全額をJR西負担と言ったら、償還までに相当期間を必要とし、その間に人口減で利用者が激減し償還できなくなる。全負担なら、きっと推さないよね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7a5556ddfe1d708f1dd4ca92be96fdee7c7d00ce,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]