さや氏の核武装論には驚愕せざるを得ない。被爆国である日本が「最も安上がり」と称して核武装を語ること自体、何というか、時代錯誤と言わざるを得ない。そもそも「安上がり」という言葉の使い方からして、命を守る術として適切さを欠いている。議論は大事だが、その方向性に疑問を抱くのは自然だろう。核武装が抑止力になるという短絡的な思考は、日本が培ってきた平和主義とは相容れないものだ。歴史も、安全保障も、そんな簡単に白黒つけられる問題ではない。
ウクライナのケースを例に出すこともあるが、「核を持たないから侵略された」ではなく、「軍事力を持たないから侵略された」と捉えるべきだ。核を持ったところで、リスクと引き換えにする平和なんて建設的とは言えない。日本の周囲に危険な核保有国が存在するのは事実でも、日本自身がそれに巻き込まれることを選ぶ必要はない。
この状況、どうやって安全保障と平和を両立させるか、それが真の問いではないだろうか?私たちは「安上がり」な選択肢の代わりに、どうやってこの国を未来に安全で豊かな形で導くかを考えなくてはならない。果たして、核武装は本当にこの国を守る手段になるのだろうか、そしてその「安上がり」な選択肢がどれほどの「高くつく」代償を生むのか?
以下は抜粋されたいくつかのコメントです:
コメント1:ウクライナやパレスチナなど、他国から蹂躙されている国はいずれも核を持たない国だ。一方インドとパキスタンは、たとえ小競り合いをしたとしてもすぐに対話に入り停戦がまとまる。これが核抑止の現実だ。すでに持っている国が手放すはずはないし、おそらく人類が滅亡するまで核の完全放棄などないだろう。核保有論者に対して軍国主義者などと目くじらを立てる前に、そういった現実を直視してほしい。
コメント2:個人的には北朝鮮やウクライナ、イランの状況見てると、言おうとしていることは分からなくもないが、タイミングが問題だし、神谷さんも本当にそう思っているのか疑問だね。何度か神谷さんの演説を聞いても、核武装の発言はなかったので、参政党の主張なのか候補者一人の主張なのかが気になる。
コメント3:核武装の実現性とか核武装が安上がりかどうかとか議論があるところだが、「核武装を含めた自衛議論」そのものはやっていいと思う。議論することすらダメだという人は、もう時代遅れの産物だ。これは憲法改正(9条の取り扱い含め)についても同様で、1項と2項をきちんと分けて議論してほしい。
コメント4:かなり正直な発言で、今までの政治家なら言わないし言えない。ロシア、中国、北朝鮮と核保有国に囲まれていて防衛が成り立つのか?領土を脅かされる度に遺憾砲では、そのうち割譲にならないか?外交ができるとも思えない。
右傾化とは違った防衛論が必要だ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/851739ce7928ecef345c80ccbef560d001f002a8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]