7月18日に公開された映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が、初日で観客動員115万人、興収16.4億円、4日間で動員516万人、興収73億円を超える大ヒットとなり、社会現象として再燃している。しかし同時に、作品への熱狂が他人に鑑賞を強要する「鬼滅ハラスメント(キメハラ)」の再来を懸念する声もX上で多く見られ、過去に同様の圧力で不快な思いをした人々が再び嫌悪感を表している。
社会現象という言葉は時に、人の自由を飲み込む圧力に変わる。「鬼滅の刃」は素晴らしい作品かもしれない。だが、他人の興味や嗜好を無視し、「見て当然」「知らないのは恥」といった空気を生む“キメハラ”は、もはやファン文化ではなく、暴力的な同調圧力に他ならない。
問題の本質は、人気作品が「常識」と化し、無関心や異論を排除する空気が社会に根付いてしまう点だ。それを煽る一部のファン、そして加熱を商機にするメディアも、責任を免れない。
これを防ぐには、①マスコミによる「見て当然」型報道の見直し、②SNS上での一方的な価値観の押しつけを控える啓発、③教育現場や企業内での“カルチャーハラスメント”に対する研修・対話の機会の創出が急務だ。
文化とは多様性を育むものであり、同調圧力を正当化するための免罪符ではない。「好き」に価値があるなら、「興味がない」もまた同じく尊重されるべき声だ。それが、真に成熟したファン社会のあり方である。
ネットからのコメント
1、なんでもハラにするのもどうかと思いますが。 私なんかも人に勧められて進撃の巨人を何回かチャレンジしましたが、全然響かず断念しました。 ワンピース、ドラゴンボール、スラムダンクなどの伝説漫画、ディズニーだっておもしろくないと思う人はいっぱいいます。 人によって趣味嗜好はそれぞれですからね。 押し付けはやめましょうね。
2、一部そういう気持ちはわかる。私は鬼滅は見ていて、面白いと思う。だが、全肯定はしていない。そもそも、制作に時間がかかり過ぎと意見したところ、クオリティ重視だから仕方ないと叩かれたし、柱稽古編は水増しが多くてオリジナルストーリーはあまり、説得力がないと叩かれた。 面白いけど、今までのジャンプ王道漫画とそれほど変わりはなく、神格化するほどではないと思っている。だから、褒めちぎりすぎるのに辟易している気持ちはある。
3、趣味は人それぞれなんだからオススメするぐらいはいいと思うけど、ハラスメントというほどかなという疑問。経済が回っていいね!ぐらいに思っている。 自分はテレビで、無料で見る分には(アニメの1期から放送で見てる)良いけど、どうせ放送されるし、お金かけてまで映画は見なくてもいいかな派です。
個人的にテレビの続きはテレビで完結してほしいので。
4、鬼滅の予備知識が無くてもストーリーがわかりやすい無限列車編とは違い、 無限城編はこれまでの鬼滅のストーリーを知らないと、各キャラと鬼たちの因縁などの重要な要素がわからないので、 鬼滅ファンが普段は鬼滅を見ていない人に、無限城編を観に行くように勧めることはほとんど無いのではと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb8f87e13bfc037c8afd5e1bff9d0bfb77928e7c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]