映画のヒット作がこれだけ注目されると、そこに必ずついてくるのが「押しつけがましい熱狂」だ。『鬼滅の刃』の人気が再燃したことで、またもや「キメハラ」の声が湧き上がっている。これ、正直言って 不快以外の何物でもない。
周りがみんな「見てないの?」とか、「まだ観てないの? じゃあダメだよ!」なんて言ってくる。別に私は鬼滅の刃が嫌いなわけではないけれど、なんで一度も観ていない人にまで強制するのか? 観る観ないの自由、楽しむ楽しむ楽しみ方を強制するのは 最低最悪のキメハラだよ。
SNSでも見かける「肩身が狭い」という投稿、まさにその通り。私も気がつけば鬼滅の刃を観ていないだけで、なんだか社会的に「外れ者」のような扱いを受ける。好き嫌いがあるのは当然なのに、なぜそれを周囲に強要する? 少しの違和感も感じずに、他人の好みや価値観を踏みにじる姿勢が怖い。
社会現象になったからこそ、押しつけの文化が強まる。人気があっても、人に押し付けないと気が済まないという心情こそが、いちばん不快だ。結局、人気コンテンツの「熱狂」に乗り遅れたと感じたくない人々が、他人にそれを押し付けることで「自分が上」になったような錯覚に陥っているのだろう。
自分の好みを他人に押し付ける行為が続く限り、この国の「文化」は、ただの群衆心理に過ぎない。
ネットからのコメント
1、なんでもハラにするのもどうかと思いますが。私なんかも人に勧められて進撃の巨人を何回かチャレンジしましたが、全然響かず断念しました。ワンピース、ドラゴンボール、スラムダンクなどの伝説漫画、ディズニーだっておもしろくないと思う人はいっぱいいます。人によって趣味嗜好はそれぞれですからね。押し付けはやめましょうね。
2、一部そういう気持ちはわかる。私は鬼滅は見ていて、面白いと思う。だが、全肯定はしていない。そもそも、制作に時間がかかり過ぎと意見したところ、クオリティ重視だから仕方ないと叩かれたし、柱稽古編は水増しが多くてオリジナルストーリーはあまり、説得力がないと叩かれた。面白いけど、今までのジャンプ王道漫画とそれほど変わりはなく、神格化するほどではないと思っている。だから、褒めちぎりすぎるのに辟易している気持ちはある。
3、趣味は人それぞれなんだからオススメするぐらいはいいと思うけど、ハラスメントというほどかなという疑問。経済が回っていいね!ぐらいに思っている。自分はテレビで、無料で見る分には(アニメの1期から放送で見てる)良いけど、どうせ放送されるし、お金かけてまで映画は見なくてもいいかな派です。個人的にテレビの続きはテレビで完結してほしいので。
4、鬼滅の予備知識が無くてもストーリーがわかりやすい無限列車編とは違い、無限城編はこれまでの鬼滅のストーリーを知らないと、各キャラと鬼たちの因縁などの重要な要素がわからないので、鬼滅ファンが普段は鬼滅を見ていない人に、無限城編を観に行くように勧めることはほとんど無いのではと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb8f87e13bfc037c8afd5e1bff9d0bfb77928e7c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]