2025年シーズン前半を終え、ヤクルト(28勝50敗5分、勝率.359)とロッテ(34勝50敗2分、勝率.405)の不振により監督交代の可能性が浮上している。さらにDeNA、楽天も成績不安定で、三浦・三木両監督の去就も不透明とされる。こうした中、元DeNA監督のラミレス氏と、元西武監督の辻発彦氏に複数球団からの関心が高まっている。両氏は実績・育成手腕ともに評価されており、特にヤクルト、DeNA、楽天との関係性の深さから新監督候補として有力視されている。
成績不振の責任をすべて現場監督に押しつけ、シーズン中から“次期監督探し”に奔走する球団姿勢は、プロスポーツの本質を見失っていないか。選手育成の中長期ビジョンもなく、結果次第で首をすげ替える。その場しのぎの体質こそ、根本的に見直すべきである。
現場を尊重するなら、①監督任期中の中期評価制度を導入し、成果を数値とプロセス両面で公平に測定する仕組み、②フロント主導でない現場と連携した補強体制、③若手・育成選手の戦略的起用に対する支援体制の整備が必要だ。
監督とは“成績の責任者”である前に、“チームの文化を創る存在”でもある。その座を短期の勝敗だけで語るのは、まさに選手の一打席で人生を決める愚かさと同じだ。
評価されるべきは、勝敗の裏で何を育て、何を残したかだ。ラミレス氏も辻氏も、その力を持っているからこそ、就任前から名前が挙がるのである。球団がその本質を見抜けるかが、来季の本当の勝負だ。
ネットからのコメント
1、DeNAは監督交代はあるにせよ、順当に石井コーチじゃなかろうか。 楽天にせよ、DeNAにせよ、今は監督にコーチの人事権を与えないフロントだから、外部招聘は難しい球団。ヤクルトはあり得るかもしれないね。
2、ラミレス政権末期のヤフコメで「今のままラミレスで中途半端に勝つなら、負けてもいいから三浦監督がいい」というコメントに沢山の賛同を集めていたのが思い出されます。 今のDeNAファンの鬱憤は「今年はリーグ優勝するはずだったのに」という部分なので監督を変えたら即座にそれが果たされるのかと言えばちょっと厳しいのではないでしょうか? 団子状態とは言えDeNAは現状でもAクラス2位で順位だけなら決して低くはありませんから、結局はCSまで終わってどうなっているかだと思います。
3、辻さんは打線固定型の采配。 2019年の西武はなんと8人が規定打席到達で 未達の木村文紀も規定打席まであと6打席足りないだけだった。 毎年多くの故障者が出るヤクルトで どういう采配を振るうのか、見てみたい気持ちはあります。
4、とにかく三浦監督にはリーグ優勝でもしない限り辞めてほしい。不安定な采配以前にそもそも優勝争いできるようなチームづくりをしてきていない。
采配も5年目とは思えない迷走ぶり。何年やっても変わることはないと思う。まずはそれからです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5cbbb436f90973d55b1bd6950e9cdbcef02d5475,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]