2025年7月25日、世界溺水防止デーに合わせて、日本ライフセービング協会(JLA)は「飲んだら、泳がない」という警告を再度強調しました。JLAによると、2024年に全国の海水浴場などで発生した215件の救急搬送事例のうち、22%にあたる9件が飲酒後の事故でした。飲酒は判断力と平衡感覚を低下させ、溺水事故を引き起こす危険性があります。特に、飲酒して溺れた事例では死亡につながるケースもあり、福岡市での40代男性の溺死事故がその一例です。また、神奈川県逗子市では砂浜での飲酒を禁止していますが、海の家での飲酒は許可されています。北村伸哉医師は「家族のためにも飲酒後は泳がないことが重要」と呼びかけています。
飲酒後に泳ぐことの危険性が依然として高い中、社会全体での認識不足が問題です。日本ライフセービング協会のデータにあるように、飲酒による救急搬送が多発している現実は、危機感を持つべきです。飲酒が判断力や平衡感覚に与える影響は非常に大きく、少しの油断で命を落としかねません。
その上で、自治体や施設の対応にも疑問が残ります。例えば、逗子市では砂浜での飲酒を禁止しつつ、海の家での飲酒は許可している点が一貫していません。
海の家での管理が十分であるという理由で許可するのは、消費者の安全を軽視しているのではないかと考えます。
解決策として、まずは飲酒後の泳ぎを全面的に禁止する明確な条例を全ての海水浴場に導入すべきです。また、施設側も飲酒管理を徹底し、事故を未然に防ぐためのシステム強化が急務です。さらに、教育キャンペーンを強化し、飲酒と溺水のリスクを広く周知させることが不可欠です。
ネットからのコメント
1、暑い日が続き、冷たいビールが美味しい季節ですが、海やプールでは本当に我慢が必要だと思います。事故の背景には、小さな油断があると感じました。水辺の緊急搬送の2割が飲酒事例というのは、本当に深刻な問題です。砂浜の飲酒を禁止しても、海の家では飲めるという現状も問題だと思います。 お酒で命を失うのは悔しいですよね。後悔先に立たずですが、悔やんでも悔やみきれないと思います。 自分の命だけでなく、まわりの大切な人のためにも、飲んだら泳ぐなを徹底したいです。
2、普通に考えて、死ぬ。絶対数は少なくても、自分がくじを引き当てるチャンスは常にある。 酔泳も、車やジェットスキーの飲酒運転も100%自己責任で、ちょっとセーブするだけで確実に回避できる。他人を巻き添えにしなくても、自分ひとりの命じゃないんだから…。こういうことで死んじゃう人は、言っては気の毒だけど、やはりすごく無責任だと思う。
3、ビーチに限らず日本も公的な場所での飲酒にはある程度の規制をしたほうがいいように思う。
whoや厚労省も酒は百害あって一利なしと認めているんだしタバコをあれだけ社会の隅に追いやったんだからアルコールも規制するべき時にきていると感じる。路上飲酒や組織主催の飲み会なども何らかの歯止めが必要に感じる。
4、水泳に限らず、的確な判断が求められるものを酔った状態で行うのは危険。スキー場にも普通にビールとか売ってて飲んでる人たくさんいるけど、これも問題だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1abeac04835a549720d74a14266b2e5856830fb8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]