俳優・宮川一朗太さんは2023年、自身と20年前に離婚した元妻が末期の乳がんと診断されたことを受け、娘たちの強い願いと元妻の「病院では最期を迎えたくない」という意思を尊重し、自宅に迎え入れて最期を看取った。自身の葛藤や家族間の複雑な感情と向き合いながらも、元妻は帰宅からわずか1日後に亡くなったという。娘たちとともに見送ったその時間は「壊れていた家族がもう一度輪になれた」と語り、今も元妻のスマホに残された未送信のLINEを大切にしている。
離れていても、別れていても、家族としての絆が完全に消えることはない。宮川さんの選択は、それを静かに証明してくれました。どれだけ悩み、葛藤した末だったとしても、「迎え入れる」と決めたあの一歩は、元妻への深い敬意と、娘たちへの大きな愛が重なったものだったと思います。
人は誰しも完璧な関係を築けるわけではないし、過去に傷ついた出来事もある。でも、その過去を超えて“今できること”を選んだ姿は、どんな言葉よりも雄弁に語ってくれます。
最期のひとときが、「もう一度、家族になれた」と思える時間であったことが、何よりの救いです。その優しさと勇気が、多くの人の胸を打ち、これからも誰かの決断を支えてくれるはずです。
ネットからのコメント
1、葛藤があるのは当然だと思う。 娘にとっては1人だけの母親。 でも宮川さんにとっては一度は愛して2人の娘を産んでくれたとはいえ別の道を進む事を決めた相手。 それを自宅で引き取り面倒を見るのって娘の思いとは違い相当な覚悟が必要。 娘に説得されたとはいえ、それでも折れずに病院で治療を受ける判断をしてもおかしくはない。 この連載記事には書いてないけど費用の問題だってある。それを無くなった元妻に貯蓄があって切り崩していたなら良いとしても娘は母親の命のためにお金を出すかもしれないけど宮川さんも負担するなら娘に余計な出費をさせたくないなど様々な気持ちが錯綜して悩ませるはず。
2、優しいなぁ、本当に優しい。読んでて涙出ました。男手一つで立派に娘さんを育てられてそれだけでも大変なのに、別れた奥さんの面倒まで見てあげられるとは。娘さんたちが立派で、それに押されるように宮川さんの気持ちも動いたと言う事でしょうか。夫婦は所詮他人同士。しかし、子供に取ってはたった一人の母親ですからね。幼い頃の思い出とか、大人になってから母親の立場とか気持ちも分かったのかな?泣けました!
3、自宅に迎入れて、一日で亡くなったのですね。きっと、お幸せな気持ちで逝き時で、奥様はホッとされ逝かれたのではないかな。 自分の両親が逝く時も、直前まで元気な母が会いたいと言った父が見舞いに来た直後、父の時は、殆ど会うことが出来なかった長男が来た直後意識がなくなり、逝ってしまいました。
宮川さん元奥様も、皆様に囲まれた最高に幸せな気持ちで周りに迷惑をかけないうちに逝かれたような気がしました。
4、けど、例え看取らなくても酷いとは思わない。 別れてるのだから。 どっちが別れを持ち出したにしても、離婚とはそういう意味でもあるのだから。 もし看取らず批判をする輩がいても、そんな身勝手な感情の批判は相手にするにも値しない。 葛藤があったという事は元妻の為というより、子供の為、今後の子供との付き合いの為の決断なんだろうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d26282b1d95edb5310b3cf7c4b4ccbd008de9048,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]