見かけの勝利に隠された本当の敗北
あのトランプとの関税交渉、結局日本は何を得たんですか? 関税が15%に下げられたことで、安堵の息をついているかもしれませんが、これが本当に“勝ち”なのか? 神谷代表が言うように、そもそも25%という無理やりな数字を突きつけられた時点で、交渉の土俵に立つ意味があったのか疑問です。日本側の「守るべきものは守った」なんて自己満足にも程がありますよ。
さらに、80兆円もの投資をすることで、利益の90%はアメリカが持っていくという現実をどう受け止めるべきか。これを“勝った”と言える人がいるなら、その人こそが逆に負けているのではないでしょうか。日本はまたしてもアメリカに金を積み上げ、ただただその片隅で笑っているだけ。
結局、日本が得たのは「少し下げた関税」と「アメリカの富をさらに増やす投資条件」だけ。こんな結果で本当に満足できるのか? 交渉で得たのは、結局アメリカの財布だけだった。
政治家たちが口にする「国益」って、一体誰のためのものなのか、深く考えざるを得ません。
ネットからのコメント
1、石破首相のなめられてたまるか発言の割りには勝ってる感じがしないのは事実ですよね。それに80兆円の追加の投資も入ってて、どんどん向こうに投資しなければいけないという条件も付けられている、と。
トランプ氏は利益の90%を米国が受け取ると主張しているようだが、そもそも利益が出なければ日本側の丸損の可能性がある以上は、現時点でとても評価には値しないと思います。日本政府としては、負けました、と素直に認めることもできない立場だというだけかもしれません。
2、まあ、関税はともかく今後の対米投資が80兆円に及び、そこから得られる利益の90%がアメリカに入ると言うのは酷過ぎて話にならない。これはアメリカに80兆円かけてプラントや工場など様々な投資をして、72兆円分はアメリカの国庫に入ると言う事。こんなのは贈与と同じ。将来の日本経済を担う人たちにアメリカへの上納金を課したのと同じで、ここは批判されて然るべきだ。なぜ、こんなにアメリカに尽くしたいのか?何かの病気としか思えない。
3、最大且つ根本的問題は、米国の体力消耗が激しくてもう元の力は取り戻せず、高関税を他国に課さないとやっていけない現実があると言う事だと思います。今はこのまま米国が只の弱い国になったその後どうするかを考える時だと思います。
4、単純すぎる基準にびっくり。これで負けたと判断するなら、日本の外交は、日本がアメリカにならない限り、すべて負け。いつも負けということになる。そのうえ「何を得たか」といえば、例えば自動車。日本は15%関税だが、EU韓国はこのままいくと27.5%となる。その上、交渉に出遅れ8月1日までに15%を下回る関税率を獲得るすることはないだろう。
したがってアメリカでの日本車の販売はドイツ車や韓国車よりも格段に有利。これなら「ちゃんと得た」と言えるのでは。産業の実務にも、行政の実務にもついたことのない参政党議員が、赤沢交渉で「何を得たか」など、このほかにも理解できないことばかりだろう。「日本人ファースト」などというアジテーションで、少々足りない有権者の支持を集めたからと言って、参政党議員は現場に出れば「分からないことばかり」な状況になる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/81e00c3b8ad404e73894d9c43cee3ee7cff2a65c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]