2025年7月20日に実施された参議院選挙で、参政党が選挙区7議席、比例7議席の計14議席を獲得し躍進。これに対し、SNSでは「何か裏がある」「外国勢力による情報工作では」といった陰謀論が拡散された。特にロシア国営メディア「スプートニク」への出演や、「ヴォストーク社」への資金流出の噂が憶測を呼び、混乱を助長。一部評論家は、これらの主張自体が「パーセプション・ハッキング(認識操作)」に該当し、民主主義を脅かすと警鐘を鳴らしている。
選挙結果に納得できないからといって、証拠もないまま「海外勢力の情報工作」と結びつけるのは極めて危うい。これは健全な民主主義を支える「事実」の基盤を、感情論で突き崩す行為に等しい。確かに情報工作のリスクは現実だが、それを根拠なく特定政党の支持拡大と結びつける行為は、誤った「陰謀の物語」に依存した政治的レッテル貼りにすぎない。
問題の本質は、有権者の選択を認知操作や他者化で説明しようとする姿勢にある。これは、民意に対する敬意の欠如であり、民主的プロセスへの信頼を蝕む構造そのものだ。陰謀論にすがることで、自らが見逃していた社会的断絶や孤独、政治的不満の“地殻変動”を見誤っている。
対処すべきは①影響工作に関する公的な透明性のある調査体制の構築、②陰謀論拡散を防ぐメディア・リテラシー教育の強化、③選挙結果に対する冷静なデータ検証文化の醸成である。
事実なき疑念は、信頼なき社会を生む。陰謀論で民主主義を汚すのではなく、事実と対話で立て直す覚悟が今、問われている。
ネットからのコメント
1、まぁ、多少過激な看板を支持をする人がそれだけいたというだけで、裏もなにも無いと思いますが、 支持がそのまま善い政治とは限りませんし、まだ入学できたというだけでこれから看板に見合う実績を残すのかもわかりません。 始まってもいないものに文句を付けても仕方ないので、これからを正しく見ることが必要と思います。
2、裏とかないやろ、実際に俺の周りでも身内、友人は参政党に投票している。個人的にはこのまま過激でもいいから、今の政治家が言えない事やれないことを、気の合う政党と連立組んでやって欲しい。自民党、公明党、社民党、立憲、共産、以外の党と、日本人ファーストいいことやないですか、ここは日本ですもん、当たり前の事やと思いますけどね。見てごらんよ、あれだけ2万円給付しますって言ってた政府は手のひら返しの如く、もう給付しない方向に向かっている。自民公明なんてそんなもんです。ある程度独裁チックでもいいんです。日本人を日本を大切にしてくれる政治家なら。
3、日本人ファーストの一言は大きい。実現性に乏しいのは間違いないけれど、昨日の現役総理大臣が裏金・献金で一戦を退いた過去の遺物政治家に進退を確認するのを見ると少しでも未来を感じる政党は魅力がある。
4、公約も守らなければ増税ばかりして国民の期待を裏切る様な自民党よりかは、実績はなくとも真っ当な意見を述べる参政党にこれからの期待をするのは普通です。 むしろ今の自民党がこれだけの議席を確保できたことが奇跡です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e774621720cdcf2ce9b5d41444a165ba3492cc42,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]