2025年7月20日に行われた参議院選挙を受けて、若手芸能人による政治的発言が増加している。元乃木坂46の山崎怜奈氏(28)は、選挙特番で参政党代表・神谷宗幣氏(47)の姿勢を「逃げ」と評し、「心証が悪い」と率直に批判した。これに対してSNSでは賛否が分かれた。また、アイドル・猪狩ともか氏(33)は、投票率57.91%と上昇した今回の選挙に関して、元テレビ朝日・玉川徹氏(62)の「投票率上昇を素直に評価できない」との発言に反論。芸能人の政治的関与が注目されている。
本来、中立性が重視されるべき選挙報道の場で、当事者である政治家の説明が曖昧なまま通される状況こそが、今回の批判の核心だ。山崎怜奈氏の発言が波紋を呼んだが、彼女の指摘は“逃げの姿勢”という政治不信を的確に捉えており、むしろ社会的な問題提起として評価されるべきである。
問題の本質は、政治家が具体性を欠いた主張で有権者の関心を惹きつけようとする風潮にある。6年という長期の任期にもかかわらず、明確なビジョンや政策の根拠が曖昧なまま許容される現実は、制度的な欠陥を映し出している。
この構造的問題に対しては、①候補者への具体政策説明義務の法制化、②選挙番組でのファクトチェックの導入、③SNS・メディアリテラシー教育の強化が急務である。
“率直な批判”が炎上として片付けられるのではなく、社会的成熟への一歩とされるべきだ。批判する自由は、民主主義の健全な循環を支える根幹である。
ネットからのコメント
1、芸能人であれスポーツ選手であれ政治的発言をしてはいけないなんて決まりはないから自由と言えば自由。 ただ、政治や宗教などは信仰という人の想いに依る面があるから その思想を批判されたら 自分が信じている想いを侮辱されたと感じる人が出るのは当然。 ファンがあって成り立っている芸能人などが政治的発言、宗教に関する発言を自粛しているのは その発言によって離れて行ってしまうファンがいるから。 そうしたリスクも考えた上で言葉を選んで発言しないと スポンサーも起用に難色を示す可能性もあり 結果仕事が来なくなる。 感情論で発言するのは一番良くないと思う。
2、賛否いずれにせよ、若い世代が政治について発言することはいいことだと思います。 但し、中立性を求められる選挙特番で左右偏った意見や誘導的なインタビューをするのはどうなのかな?と思います。 要は発言する場によってTPOを使い分けたらいいと思う。
3、>一方で《選挙番組というある程度は中立が求められる中で、ああいった言動をするのはいかがなものかと思う》などと厳しい意見も噴出し、SNSは賛否両論となった。...今は制作サイドで“若い人の意見が欲しい”というニーズが強くなってきているんです。それだけに、コメンテーターを若い人にしたい、という思いも局側にあるのかもしれませんね 報道機関に必要な事って、有権者が選挙で投票する際に参考にする情報を報道する事では。
それなのに、コメンテーターの意見って必要なのだろうか。 コメンテーターが若い若くないより、そもそもコメンテーターが不要だと思うけど。
4、同じ政治的発言でも、特定の政党や政治家に肩入れしたり批判したりするような発言をするのと、政治に興味を持ち選挙に行くように促す発言をするのとでは全く違うからな。 前者では当然賛否両論巻き起こるから発言によって不利になる面も大きくある。後者であれば本来誰からも批判されることはないからどんどん発言すべきと言われるはず。 しかし、後者を否定するようなことをメディアで堂々と言う人間が現れるのは驚きだな。与党の政治家ですら内心はどうあれ表立っては言わなかっただろうに。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c230d414b3c459c3a9ca005b36def3d237b46e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]