2025年7月21日、参院選で自民・公明が大敗を喫した翌日、石破茂首相は辞任を否定し、続投を表明。「赤心奉国」の決意を語ったが、党内からは「辞めろコール」が続出している。石破首相はトランプ政権との関税交渉や終戦80年の式典出席などを理由に、すぐの辞任は困難とされる。現在、自民党内には有力な「石破降ろし」の軸が不在であり、関税交渉や秋の政局進展によっては、お盆明けに「ポスト石破」の動きが本格化する可能性が高いとされている。
「国政に停滞を招かないために辞任はしない」——参院選での歴史的大敗を受けた石破首相のこの言葉は、自己都合の正当化にしか聞こえない。過去には安倍政権の敗北を厳しく糾弾した人物が、同じ立場になった途端、責任を曖昧にする姿勢は、政治不信を助長するだけだ。
本質的な問題は、責任の所在があいまいで、政権継続の根拠が「外交日程」や「式典」など、政治的中身とは関係のない外的要因にすり替えられている点にある。また、党内から明確な対抗軸が立ち上がらない「人材不在」も、自民党の統治能力の劣化を象徴している。
このままでは民意と政治の断絶が加速するだけだ。よって、(1)自民党内での即時の総裁選スケジュールの提示、(2)次期リーダー候補の政策公開討論の実施、(3)国民との対話を前提とした公約の見直しと再信任プロセスの導入が不可欠である。
敗北の責任をとらない政治は、もはや政治ではない。地位にしがみつく姿勢は「赤心奉国」などではなく、ただの私益と映る。誠実さとは、言葉ではなく、行動で示すものだ。
ネットからのコメント
1、ひろゆきさんも言ってたけど、自民党が大敗したのは石破さんが全ての元凶の訳ではないんですよね。 裏金問題や統一教会など、国民に信用されなくなった自業自得の結果。 石破さんが辞職したとしても、「総理が変わって良くなったね」という結果になるとは思えない。 自民党自体に疑問を持ってる人は多いのではないでしょうか。 石破さんにも問題はありますが、問題はそれだけではないと思います。
2、基本的に国のトップたる総理大臣なのだから、ほぼ毎日何らかのイベントはある。日本は災害が多いから土日いつ叩きおこされるかわからない。 そういうなか大変な職業なのは、やらないでもわかっていること。それを同じ政党であるにもかかわらず続けていた安倍さんを叩きまくっていた人がこういう状況に陥るのは滑稽極まりない。 まあ終戦イベント関連に出たいだけでは?というか支持層か支持団体か、支持国か知らないけど、何か日本にとって致命的なことを言ったりする約束でもしてないかだけが心配だ。 普通に考えて議席が減るリスクがあるにせよ、ここで引いたら腰抜け呼ばわりされて評価がさらに下がるのに野党が不信任案をださないこともあいまってね。
3、青年部も辞任を希望しているわけだから辞任した方が良い。
考えれば、他の政党は50代以下が参政党などを支持している。自民党青年部もまさにその世代。自分たちの生活で世の中に感じるものはあるだろうし、今後の自民党を担う世代として今できることが辞任を要求することなのだろう。開票時の中継をみても自民党だけが高齢者ばかりで公民館での集まりかと思うくらい。 根本的な世代交代を定年制含めて検討する時期。小泉さんがどこまで青年部側に入れるかで彼の今後も変わるでしょう。 若手は優秀な人が多いみたいだから、再編していくなら期待はある。
4、外交の連続性を理由にするなら、顔と名前を覚えてもらえてない現時点で早く辞めて長期任せられる人に引き継ぐべきです。 米国との交渉なんて理由になりません。サラリーマンだって異動のときは大量の仕事抱える中で引継ぎして申し送りして託すものです。ヒマになったから異動するわけじゃありません
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1d0edbb9e4632d329ae65ef2c17178509b437f0a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]