アメリカの飲料大手「コカ・コーラ」社は、2023年秋から新たにサトウキビを原料にした砂糖を使用したコーラを販売すると発表しました。この決定は、先週のトランプ大統領との合意を受けたもので、アメリカで広く使われているトウモロコシ由来の「高果糖コーンシロップ」を使用したコーラも引き続き販売される予定です。コカ・コーラ社は、この変更を「さまざまな機会や好みに応じた多くの選択肢を提供すること」を目的としていると説明しています。この新しいサトウキビ砂糖使用のコーラは、アメリカ市場に新しい選択肢を提供することになります。
今回のコカ・コーラ社の決定には明らかな問題があります。サトウキビから作られた砂糖に切り替えること自体は、健康への配慮が見えるように思えるかもしれませんが、実際には企業のマーケティング戦略に過ぎません。アメリカではすでに健康問題が深刻化しており、過剰な甘味料の消費が肥満や糖尿病を引き起こしている現実を無視して、新しい甘味料を使うことで一時的に消費者の注目を集めようとしています。
問題の本質は、コカ・コーラ社がその製品に対する消費者の信頼を取り戻すために実行可能な改善策を取っていないことです。
健康を重視するのであれば、まずは砂糖の使用自体を削減するべきです。また、製品成分の透明性を高め、消費者に対して真摯に向き合う姿勢を見せることが求められます。
解決策としては、コカ・コーラ社は健康に配慮した低カロリーや低糖質の選択肢をもっと積極的に提供し、消費者が本当に望んでいる選択肢を増やすことが必要です。消費者に対して、ただ新しい甘味料を提供するだけでなく、その選択肢が健康に良い影響を与えるものであることを証明するべきです。
ネットからのコメント
1、原料にサトウキビを使った“昔ながら”のコーラが復活するのは少し楽しみ。 高果糖コーンシロップは健康リスクの声も根強いし、より自然な素材を使う流れは歓迎したい。 ただ、それがトランプ氏の働きかけによるものという点にはやや驚く。 健康志向やノスタルジーに訴えるマーケティングとしては強力だけど、政治的な色がつくと微妙に見える人もいそう。 いずれにせよ、消費者に選択肢が増えるのはいいことだと思う。
2、この記事の内容が本当なら、変更ではなくサトウキビを使ったコーラを商品に加えるということになる。まあ、販売量からして、全てサトウキビに置き換えるのは不可能だと思います。
3、原料が何を使っていようと、コーラはとんでもない大量の糖分が入っているので、健康に悪い事は変わりがありません。 若いころは毎日ガブ飲みしていましたが、ある時ネットでとんでもない量の糖分が入っている動画を見てから飲むのを辞めてましたが、こないだ十数年ぶりにコーラ飲んだ際、あまりにも甘すぎて、気持ち悪くなりました。
仮に、普段飲んでるコーヒーに、砂糖を一杯入れている人が、十数杯~二十杯以上入れているようなのが、コーラ等の炭酸飲料です。 最近は、無糖で香りづけだけしたフレーバー炭酸が売っているので、炭酸飲みたい場合、それを飲んでいます。
4、1960年代までの清涼飲料における糖類はほとんどが砂糖で、これはサトウキビ由来のケースが多かったとされています。 第二次世界大戦前~戦後しばらくまで、日本のコーラも「砂糖(サトウキビに由来)」の時代が存在したと言えます。 そして、1970年代に入るとコスト削減や安定供給の面から、アメリカをはじめ世界中で「異性化糖(果糖ブドウ糖液糖、コーンシロップ)」へと主な甘味料がシフトしました。 なので体験していない方も多いはずです。 プレミアム商品や一部の地方コーラで再び砂糖100%(サトウキビ糖を強調するものを含む)の製品が発売される例もありますが。 飲んでみたいものです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fc58cf551f8dea61a1cb35b48455730ec2e88e6d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]