2025年7月23日、「ルフィ」強盗団の幹部・小島智信被告(47)に懲役20年の判決が下された。小島被告は2022~2023年に発生した連続強盗事件で指示役とされ、東京都狛江市などで発生した強盗事件での強盗致傷ほう助や、フィリピン拠点での特殊詐欺に関与。月収は最大400万円、組織全体で月2億円以上の収益があったとされる。小島被告は詐欺収益でマニラの高級KTVで豪遊し、ホステスに高価な贈り物やVIPルーム接待などを繰り返していた。現在は有罪確定、今後他幹部の裁判も予定されている。
これは単なる「強盗事件」ではない。国境を超え、ITと暗号資産を駆使して築かれた“犯罪産業”の成れの果てであり、法の網を潜り抜け続けた制度の欠陥が浮き彫りになった。小島被告は月400万円を稼ぎ、フィリピンで100万円を財布に常備し、ホステスにマンションを買い与える豪遊を繰り返していた。この贅沢は、他人の不安と恐怖から搾取した金で成立している。
問題の根幹は、①フィリピンでの身柄拘束・引き渡しの遅れ、②暗号資産を使ったマネーロンダリングの追跡不能性、③若年層を実行犯としてリクルートする仕組みに対する対策の不在、にある。
この事態を防ぐには、①海外での日本人犯罪者への速やかな強制送還協定の整備、②暗号資産取引のリアルタイム監視体制の確立、③SNSなどでの勧誘型詐欺への教育・啓発活動の義務化が急務だ。
弱者を喰らい、贅沢を貪った者への制裁が終わりではなく、次なる再発防止の起点でなければならない。正義は、裁きの後にこそ始まる。
ネットからのコメント
1、懲役20年で良いのでしょうか? 自らは海外から安全に指示して暴力や殺人も厭わない強盗をさせ大金を搾取してきた前代未聞の悪党なのにたった20年って、益々この手の犯罪が増えそうな予感しかないですね。 所持していたお金が全て没収され被害者に戻ったわけでもなく、どこかに隠し持っている可能性も高いから出所後は、隠していた資金で悠々自適に暮らすのか、それを資金源にしてまた同様の犯罪をするかもしれない。 そんな人間がたったの懲役20年。 日本の司法は性犯罪も含めて見直す点が多いと思います。
2、間接的だろうが何だろうが、人をだまし、恐怖を与え、命をも奪う犯行に加担し、そうして搾取した金で欲望の限りの行動をしていた人間が懲役20年? 高齢で余生のためにと蓄えていたお金を奪われ、または金だけでなく命を奪われた被害者がいるのにありえない。被害者の被害の大きさと釣り合わない。
3、日本を震撼させた事件で模倣犯も多く発生した発端の事件にも関わらず懲役20年? 安すぎませんか? 全ての事件で死人が出ないと無期や死刑にはならない判例が出来てしまった。
石破もそうだけどトップは甘い蜜を吸った分、何かあった時に全責任取るのも当たり前なんじゃないんか? 実行役が無期でそのトップが20年。 意味わからん。
4、直接人殺しは無いけど一体何人の庶民を殺してしまい又それと同様な事をしてきた?長年一生懸命働いてきて老後の為と思い残して有った金を根こそぎ奪い取り自らは何年も何年も豪邸に住み毎日豪遊した人間にたった20年でチャラにするんだ日本って本当に犯罪者におおらかで被害者には厳しい国だな。こんな人間に仮釈放無しの無期で全く問題無い。日本の法曹界や国会議員達は何時まで大昔の法律を引きずるのか?何時まで被害者をくるしめまくるのか?いい加減にしてくれ。こんな人間67歳で出て来れば又同じ事を国外でヤルに決まってるだろうが。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ce7faf9c198715a2e9072422042788ad563865aa,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]