中日ファンがよく口にする「育成の立浪」。確かに彼の下で成長した選手は多いが、少し冷静になって考えてみよう。選手を育てるのが監督の仕事か? それとも、勝つための戦略を築くのが監督の仕事か? 結局、シーズン終了後に見るべきものは勝率であり、結果だ。
立浪前監督が下した「血の入れ替え」政策、その意気込みは確かに評価できる。しかし、それが本当にチームを変える力になったのか? 結果がすべてであり、3年連続最下位に終わった事実は無視できない。選手が育つのは良いことだが、「育成の成果が出る前に、監督が去る」なんて理不尽すぎるのではないか。
確かに、岡林や高橋のような若手が活躍しているのは良い兆しだが、それがすぐに勝利に繋がるかどうかは別問題。中日の投打の陣容がリーグトップレベルであっても、結果を出せないのは監督の責任だろう。立浪前監督がいくら素晴らしい「育成眼」を持っていたとしても、ベンチワークで勝利を引き寄せる力がなければ、それはただの「甘い夢」だ。
「育成」だけでは、いつまで経っても真の強さにはなれない。育成と勝利、どちらが重要なのかを改めて考えるべきだ。
結果を出さない限り、監督の名声は、常に薄れていくだけだろう。
ネットからのコメント
1、ドラフトで現在活躍してる選手が何人かいて、細川などの現役ドラフトで潜在的に良さそうな選手を見つけたりしたので一見そう思いたくなるけど、その一方で、動画見ただけで一目ぼれしてドラフト1位に指名してしまった仲地だったり、3億かけてまで中田を取ってしまったり、ピーク超えたアルモンテや結局使えなかったアキーノだったり、ドラフトは他にも内野手を露骨に乱獲しすぎたり、去年だといきなりクリロドと尾田を支配下にしてみたりと露骨に迷走しまくってるのもあるので再評価というのは正直いただけない。もちろん采配は言うまでもなく評価できない。
2、先発投手の若返りを遅らせてまで乱獲を続けた二遊間はいまだ固まっておらず、場合によってはさらなる補強も視野に入る状況にある。立浪前監督が断行した肝いり政策の二遊間の解体的出直しと改革は達成できたとは言い難く、再評価を語るのは早計だろう。村松と福永を辛抱強く使ったという部分も、村松は投打で活躍していたのに育成のロドリゲスを支配下即開幕ショートにし、村松も二軍で爆発していたのに使い出しは遅かったりと、だいぶ結果オーライ的なところがある。立浪監督の指導がフィットした選手がいる一方、明らかに合わずに低迷した選手も多く、スポットのあたりやすい目立つところばかり取り上げているという印象がある記事だ。
3、中日が息を吹き返し、Aクラス争いに食い込むまでになった最大の要因は、井上新監督の手腕に他ならない。
有望株の活躍は一見、立浪前監督の遺産と見なされがちだが、それは大きな誤解だ。確かに立浪氏は大型トレードや補強を行ったが、選手の実力を引き出し、チームとして機能させるには、明確な戦術と冷静な采配が必要である。現に、同じ戦力を持ちながら立浪政権下では3年連続最下位に終わった事実がすべてを物語っている。井上監督は、岡林や細川、上林といった素材を活かす起用法を徹底し、打順や守備位置も柔軟に再構成。選手に明確な役割と信頼を与え、実力を開花させた。数字に表れない戦術眼と現場での意思疎通が、今の勢いを生んでいるのだ。若手を育てたのは立浪ではない。彼らを真に戦力へと育てたのは井上監督である。
4、采配や起用は違和感だらけだったけどな。落合監督のときは、勝つための合理的な采配だと思ったけど、立浪監督はどうして?と思うような采配が多かった印象です。どちらもある意味で非情なんだけど、方向性というか、選手のモチベーションやファンの心情に訴える何かが違うというか。選手に与える影響は想像しかできないですけど。中日の黄金期の中心選手だったし、勝ち方もわかってると思うので期待したけど、選手として天才過ぎたのかもしれないですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e2364b91f971d9c928bac0f757984c30c1c9fefd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]