2025年7月23日、参政党は東京選挙区で初当選を果たした「さや」氏(43)の本名が「塩入清香(しおいりさやか)」であると公式に発表。旧芸名での出馬は知名度向上を目的とした戦略だったと説明。元外相・田中真紀子氏はテレビ番組で、さや氏の名前や知名度に疑問を呈し、「何の歌を歌ったか分からない」と批評。ネット中心の若者の投票行動が、候補者の本質理解を欠くリスクがあると警鐘を鳴らした。
名前やイメージだけで票を集め、本名すら後出しになるような選挙戦略が通用してしまう現状は、政治の本質が“内容”ではなく“演出”にすり替わっている証拠だ。知名度偏重の投票行動が蔓延すれば、有権者は候補者の政策や資質を見極める機会を失い、政治が表層的な人気投票へと劣化していく。
この現象の根底には、①ネット上での略歴・主張・本名開示など公的情報の制度的開示義務の欠如、②芸能的知名度と政治家としての適格性を分離しないメディア構造、③若年層に対する政策情報教育の未整備という構造的問題がある。
解決には、①候補者情報の事前公開義務の法制化、②選挙広報やSNSにおける政策比較コンテンツの標準化、③学校教育・社会教育における選挙リテラシーの徹底が不可欠だ。
「誰か知らないけど感じがいいから」で票が動く社会では、信念や実績のある候補者が埋もれてしまう。政治に必要なのは“顔”ではなく“内容”である。この基本に立ち返らなければ、政治は選挙ビジネスと化すだけだ。
ネットからのコメント
1、>シンガーおよびキャスターとして長年親しんでいただいた『さや(saya)』という名前で出馬させていただきました。 本人はそう思ったのかもしれないけど、どれほどの知名度の名前だったのだろう。私は知らなかったから、さや候補というのは胡散臭いと思った。 塩入清香なら、私は胡散臭さも違和感も感じなかったと思う。ただ、普通に受け入れすぎて、記憶にも残らなかったかも。 変な名前を使ってでも覚えてもらったほうが、選挙ではいいのかもしれない。
2、ダブルスタンダードも甚だしい。 本名であるべきと言いつつ選挙は色んな理由をつけて仮名で出馬。問題になりそうだから選挙後に本名としたというけど、別に選挙前からで良かったじゃん。
3、田中真紀子みたいな親譲りの田中角栄元総理の立派な名前があったら、もっと楽に当選出来ただろうな。世の中皆がそんな恵まれた環境じゃ無いんよ。この人も親のお陰でそのコメントが出来ている事を理解してるのかね。
4、今回の選挙では非常に不可解なる現象が起きていると言えよう。例えば今回の選挙で落選した自民党の杉田水脈氏よりも過激だと思われる発言を繰り返したさや候補はバッシングされない。
田中真紀子氏の言うきぬさやとは確かえんどう豆のことだ。田中真紀子氏はもしかしてえんどう豆のような薄っぺらいと言いたかったのか。それとも元のさやの歌手というものに戻った方がいいと言いたいのか。とにかく党首譲りのパフォーマンスだけは特技か。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b913e30da6a937e6a0ff8e5c7b78faf8765dda3d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]