2025年7月23日、参政党の神谷宗幣代表(47)はBSフジの番組で、参院選の躍進と海外メディアによる“極右”認定について言及。同党は選挙区と比例で計14議席を獲得し、与党が過半数割れした中で存在感を強めた。BBCやルモンド紙は「極右政党」として紹介。神谷氏は「想定内」とし、「日本人ファーストは外国人差別ではなく反グローバリズム。中間層を守るための主張」と説明した
「極右」と報道されることを「予想していた」と語る姿勢に、違和感を覚えずにはいられない。参政党の主張が仮に「中間層を守るための反グローバリズム」であったとしても、その言葉が“日本人ファースト”と結びついたとき、排他的ナショナリズムへと傾く危険性は極めて高い。政治的文脈の中で言葉がどう受け取られるか、指導者はもっと自覚すべきだ。
問題の本質は、「極右」と認定される要素――他者排除的言説、国家主義的スローガン、歴史認識や多様性軽視――に対し、明確な一線を引く姿勢が示されていない点にある。①政策ごとに国際人権基準との整合性を説明すること、②外国人労働者や移民への具体的支援策の発信、③党内での差別的発言に対する即時の是正対応――これらがあって初めて「誤解だ」と主張する資格が生まれる。
“誤解されても構わない”という態度は、社会の分断を固定化するリスクと表裏一体だ。本気で中間層を守るのであれば、強者からではなく、弱者からの信頼を獲得する言葉と行動が必要だ。
ネットからのコメント
1、『日本人ファーストのファーストというのは、他の国の人はどうでもいいという意味ではなく、リベラル政治家のためではなく、人権団体のためでもなく、特定の人手不足業界のためでもなく、主役であるのは日本国民なんだよ、日本国民のための政治をするんだよ、という意味での日本人ファーストなんですね。人間に優劣をつけるとか、そういった意味合いではないんだということは、ぜひご理解頂きたい』 都民ファーストと日本人ファーストの違いについて乙武氏が述べた言葉をアレンジしてみたらこうなりますね。
2、海外メディアが参政党を「極右」と報道して大騒ぎ。でも神谷代表は冷静に「想定通り」と一蹴。グローバリズムにNOを突きつけ、中間層を守れと言ったら“極右”扱いとは、さすがリベラル先進国のご都合主義。 「国を守ろう」と言えば極右、「家族を大切に」と言えば差別、「中間層を支えよう」と言えばポピュリズム。何を言ってもレッテル貼りが大好きな“民主主義の守護者”たちのダブルスタンダードには、もう乾いた笑いしか出ない。 一番極端なのは、事実より「印象操作」を優先するメディアそのものでは?
3、市民ファーストや都民ファーストというワードは礼賛されたりスルーするのに 日本人ファーストという国政選挙公約としては至極当たり前なフレーズを、殊更に糾弾する既存オールドメディアの矛盾きわまりない姿勢や、そうした新聞テレビに擁護されたような抗議運動に、元来メディア不信を持つ有権者が参政党躍進を支持したんだろう
4、参政党に限らず日本人が日本を大事にしている、と言うことが極右とされるのは、日本のメディアがすぐに戦争をイメージして極右と騒ぎ立てるからだ。 日本の既存メディアはどうしようもないが、他国のメディアに言いたい。 自国民を第一に考えない国があるなら教えて欲しいものだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/46dbfe944763f8ebd472587af72c6df822d61fc3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]