最初に言っておきたいのは、コロナ禍がもたらした結果がこんなにも悲惨だったなんて、誰もが予測できたわけじゃないってこと。確かに、感染リスクを避けるために、人工呼吸を控えようというのは理解できる。しかし、結果的に**「命が失われた可能性がある」**という事実が突き刺さる。何が本当に大切だったのか、もう一度考えさせられる。
胸骨圧迫だけで十分だという声もあるけれど、やっぱりそれだけじゃ足りないことがある。特に子どもの場合、窒息や溺水などの「呼吸性心停止」での死亡リスクが高い。こんなときに**「人工呼吸を控える」という選択肢が、どれだけ愚かだったのか。もちろん、感染対策をするのは必要だ。しかし、命を助けるためには「感染のリスクよりも命を守ることが最優先」**だと改めて気づかされる。
コロナ禍での変化を「仕方なかった」と片付けるのは簡単だ。でも、だからといって何も考えずに命を犠牲にしていいわけじゃない。医療現場における対応を今一度見直す必要があるのは明白だ。もし、私たちが再び同じ状況に直面したとき、この教訓をどう活かすかが問われている。
命を守るためには、時にリスクを取らなければならない――その覚悟がなければ、救えない命があるということを忘れないで欲しい。
ネットからのコメント
1、確かに一部の記事とかで、口からの人口呼吸がためらわれるなら、胸部圧迫感だけでもというのを読んだ記憶がある。だから、自分がそういった場面に遭遇したら、胸部圧迫しかしないでしょうね。ただそれも,少女だった場合はためらわれる。現代において、子供に触るのは、それ自体がリスク。また、子供が人工呼吸によって助けてもらったと素直に解釈してくれるかも疑問。助けてもらったのは感謝だけど、おじさんの口が自分の口にくっついたと思うと気持ち悪いと言われても不思議は無い。それでも、他人の命のために懸命になれる方は、尊敬します。
2、コロナ明けからの基本救命講習では、人工呼吸はしなくても良いとなっているし、心臓マッサージのみでも十分だとされている。現状ではハードルの高い人工呼吸に関して、こういうデータを出すことに意味があるとは思えません。
3、高齢者のリハビリにおいてもコロナ感染のリスクを避けるため、通院リハビリを取りやめ在宅リハビリを選択する患者様が増えました。そのため、医療保険で対応される病院でのリハビリではなく、介護保険で対応される在宅リハビリの需要が高まり、結果としてケアマネジャーの業務を過度に圧迫する等の悪影響が出ていました。また、病院でのリハビリが少なくなったことにより、特に大学病院でのリハビリ研究にも参加者が減り研究が滞る、リハビリ自体を止めてしまうといった事態も生じました。
ただでさえ、外出機会が減り体力低下が指摘されていた中で、適切な医療配分がなされてないがために、本来であれば維持されていた耐久性が低下するリスクをどの様に予防するかに苦慮した記憶があります。しかし、また同じ様な事態が起こらないとも言えないため、過去の経験や知見を活かすことは重要だと思います。
4、コロナの感染を防ぐことばかりに気を取られ救えたはずの命が救えない。医療従事者が悪いわけではなく世の中の風潮でそうせざるを得なかった。強い言葉で言うならば世の中はコロナヒステリーに陥っていた。コロナを恐れるあまり他の危機への対策が疎かになっていた。失われた命が戻ることはないがこれを教訓により良い世の中になることを祈るばかり。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/adf3e26ca7c1b1d23ae6b20d331eded5be889ad5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]