ああ、ウクライナ軍がドイツ製の防空システム「スカイネックス」を活用したと聞いて、見せつけられる技術の妙に目を奪われる。しかし、ここで問題なのは、その価格と運用コスト。150億円なんて途方もない金額が砲塔にかかるなんて、誰がその重荷を担うのだろうか？35mm砲弾の射程が短いがために、広範囲に大量配備を求められるが、それもまた巨額である。不用意に砲弾を連射すれば、赤字が積もるばかり。何でもかんでも撃ち落としてしまえばいいってもんじゃない。

さらにドイツの兵器製造能力は、第二次世界大戦から受け継がれたもの。これが現代の技術革新に繋がっているのは頼もしくもあり、禍々しい一面もある。ドローンの運命は、技術の進化により厳しくなり、前線の兵器としての役割は減少していくのだろうか？

日本もまた、安価で効果的な選択肢を模索中だ。アメリカ製には目を向けず、EUとの連携を優先すべきという意見もある。費用を考えると、防衛はもはや個々の決断に委ねられている。

それでは、果たして防衛を考える際、経済的コストと安全のどちらを優先するべきなのか？

ドイツの兵器製造は実に驚異的だが、ウクライナはこれを活かしている。しかし、経済的コストを考えれば、兵器の維持は厳しい戦いとなるだろう。

戦争は早く終わり、持続可能な平和を見据えるべき時なのではないか？

素晴らしい兵器があっても、戦争のために使われるなら真の価値はどこにあるのだろうか。国内の防衛体制を強化するにしても、テスト以外の生産性が感じられないこの状況をどうにかする必要がある。

防空システムの高性能が謳われても、ロシアからの攻撃に対する有効性は限定的。経済的な観点から見ても、数万のドローンと対峙するコストは計り知れない。これを受け入れるのか、それとも転換を図るのか、今が岐路なのかもしれない。